一関文化センターのなかに、いわい地方芸術文化団体協議会(芸文協)の事務局が置かれている。その芸文協の事業の一つに、両磐地域を対象に詩歌作品を募り、一冊の書巻に纏めた『文芸いわい』を毎年刊行している。今号で37号目を迎える。作品は詩や短歌、俳句や川柳の4つのカ
詩
『ふみくら7号』発刊に向けてー「歴史はマイノリティーが変えてきた」
本日、一関・文学の蔵発刊『ふみくら7号』の校正原稿最終確認の為、畠中祥夫会長と一関プリント社を訪れた。100頁仕上げを基本に今迄出版しており、今号もその予定で編纂してきた。しかしながら今回は原稿の集まりも良く、予定より12頁オーバーする内容となった。今号は「一
ことばの鬼才「寺山修司」
今月の(5月)4日で、寺山修司が亡くなって40年目を迎えた。多感な時期を複雑な家庭環境で送り、歌人としてのみならず脚本家や演出家、映画監督やエッセイストなどなど、八面六臂の活躍を惜しまれながら、享年47、1983年(昭和58年5月4日)風のように去って行った。寺山のマ
公有地の管理責任について
市有地の管理について、特に草刈り、なかでも勾配のきつい法面の草刈りについて、これまで長年に亘り隣接地の所有者や、地域の共同出役としてなんとか草刈りを継続してきた。しかしながら後継者の不足、高齢化などによって作業に支障を来しているのが現状である。特に高低差
第42回中尊寺西行祭短歌大会詠草集の校正終わる
本日、第42回中尊寺西行祭短歌大会詠草集の校正作業が中尊寺光勝院で行われた。今大会への出詠歌は全国から121首の応募があった。昨年、一昨年とコロナ禍もあって歌会は中止。しかしながら中尊寺さんのご配慮により、通信歌会を開催。西行祭短歌大会の明かりを灯し続けること
詩歌「未来夢」
詩や短歌、特に短歌を主軸に据え、友人らと各々が詠んだ作品を地元の新聞社「岩手日日」に投稿することになり、本日の文芸欄に5月詠草分として8首が掲載された。愛好会の団体名は、詩歌「未来夢(みらいむ)」、未来に夢を持ちながら活動していきたいとの願いを込めて命名し
一関・文学の蔵『ふみくら6号』発刊
本日、いちのせき文学の蔵がある世嬉の一酒造「蔵元レストラン せきのいち」を会場に世話人会が行われ、関係者への発送準備や今後の活動についての話し合いがもたれた。『ふみくら6号』の表紙には、前号と同様、魚の絵画で知られる白石隆一画伯の「曹以(そい)」の絵画が使
地元紙に紹介された
先月の下旬、単行本を含めると10冊目となる私の著書が届いた。書名は歌集エッセイ『清晨』。フォト短歌347首、エッセイ11篇、写真に詩と短歌をコラボレートしたフォト詩歌2作品。B5判100ページの拙著である。有り難くも本日、地元新聞社の岩手日日の社会面に大きく取り上げて
一関・文学の蔵『ふみくら5号』刊行
一関・文学の蔵刊行の年刊誌『ふみくら5号』が出来上がり、来週にも地元の書店等で発売されることになった。本日、寄稿者への発送作業が蔵元レストランせきのいち(世嬉の一)で行われた。今号の内容は、いちのせき文学の蔵を運営する一関・文学の蔵会長の畠中祥夫先生による
新著:フォト短歌エッセイ集『知足』完成
フォト短歌エッセイ集シリーズ第5作目『知足』が出来上がった。2016年6月から2019年5月迄の出来事や思い出をエッセイに、撮り溜めた写真に短歌を詠んだフォト短歌。写真に詩と短歌のコラボ、フォト詩歌を編纂したもの。全116ページのフルカラー版となる。本編の6ページ目には
夕顔物語「二つのおまじない」
今年も無事に夕顔の実が生った。 夕顔と云えば、作物の豊凶を予兆する年占作物として、作物禁忌とする地域もあるようだが、この辺りではそのような風習はない。 今夏は盂蘭盆近くまで長雨が続き、日照不足から殆どの野菜は不調の為、夕顔もなかば諦めていた。 とこ
涙腺緩む「霊験の露天湯」
今年2巡目の草刈りや雑用に忙殺され、膝や腰、肩や手首への負担が高まり、時折痛みを伴っていた。 梅雨に入り、高温多湿もその原因の一つであろうか。 その痛みや労苦を癒し、労うためにもお気に入りの温泉(山王山温泉 瑞泉郷)に久方ぶりに行ってみることにした。
愉しみのひとつ
一巡目の草刈りが終わり、温泉にでもどっぷりと浸かり、草刈り疲れを癒しながらのんびりと、と思っていたが、如何せんお気に入りの温泉はコロナの影響で休館。 今週末から営業再開とのことだが、今度は庭木の剪定やら、そうこうしているうちに2巡目の草刈りが始まってしま
高村光太郎『典型』
先月、花巻市太田の高村光太郎記念館を訪れた。光太郎翁65回忌命日の2週間ほど前のことだった。 あいにく新型コロナの影響により記念館は閉まっていた。記念館の裏手に光太郎翁が7年間過ごした高村山荘がある。 敷地内を流れる小川のせせらぎを耳にしながら、高村山荘
有為多望
◆池江璃花子選手について今年に入って一番驚いたのは、池江選手の白血病のニュースだった。東京五輪の期待の星として、日本は元より世界からも注目されている選手だが、18歳の発病はあまりにも酷な宣告だ。今から40余年程前、幼友達としてとても仲の良かった同級生が、17歳
国際平和デー
人はなぜ 騙し合い 罵り合うのか 人はなぜ 傷つけあい 殺し合うのか 人の命は儚い 人の心は傷つきやすい だからこそ 尊い だからこそ 切ない お金を奪い 心を踏みにじり 家を壊し 土地を奪う 戦火の下 鵜川の小鮎の如く
『大河の岸の大木』出版を祝う会
先週の土曜日、北上市のホテル(プランニュー北上)で、岩手県歌人クラブ副会長の佐藤怡當(いあつ)先生ご家族4人による詩文集刊行の記念として、出版記念祝賀会が開かれた。 『大河の岸の大木』と云う四六判、322ページの内容は、家長の佐藤怡當先生を初め、奥様の春
フォト詩歌「憂いの果てに」
ちょっとセンチになったのか、詩を久々に書きたくなった。人は皆、憂いや迷いを持っているものだ。という事を書きたかったのである。夏が過ぎ秋が終わる頃、侘しさを感じてくる今日この頃である。