一関文化センターのなかに、いわい地方芸術文化団体協議会(芸文協)の事務局が置かれている。その芸文協の事業の一つに、両磐地域を対象に詩歌作品を募り、一冊の書巻に纏めた『文芸いわい』を毎年刊行している。今号で37号目を迎える。作品は詩や短歌、俳句や川柳の4つのカ
短歌
ふみくら7号の新聞紹介記事ほか
『ふみくら』第7号の紹介記事が地元紙に載った。今号は「一関の自然と食文化」の特集を目玉に、バラエティーに富んだ116頁で刊行。取り扱い店は、(株)北上書房、(株)さわや書店、日野屋ブックセンター、小原書店、一BA(いちば)、一関市役所売店、当「いちのせき文学の
『ふみくら第7号』刊行のお知らせ
一関・文学の蔵刊行の『ふみくら7号』が昨日より地元の書店などで販売を始めた。以前のブログでもお知らせしたように、今号は「一関の自然と食文化」をメインテーマに、一関と自然を4篇、一関と食文化を5篇、当地一関市出身の誇れる先達の逸話など随筆5篇、俳句8句、短歌8首
日本現代詩歌文学館 「短歌実作講座」2023‐1
昨日、短歌実作講座を受講すべく北上市本石町の日本現代詩歌文学館を訪れた。講師はコスモス短歌会所属の小島ゆかり先生。今後7月迄、3回にわたる短歌実作講座が開かれる。講座の内容は、注目される歌人の作品を取り上げ、解説することから始まる。今回取り上げたのは第20回
『ふみくら7号』発刊に向けてー「歴史はマイノリティーが変えてきた」
本日、一関・文学の蔵発刊『ふみくら7号』の校正原稿最終確認の為、畠中祥夫会長と一関プリント社を訪れた。100頁仕上げを基本に今迄出版しており、今号もその予定で編纂してきた。しかしながら今回は原稿の集まりも良く、予定より12頁オーバーする内容となった。今号は「一
ことばの鬼才「寺山修司」
今月の(5月)4日で、寺山修司が亡くなって40年目を迎えた。多感な時期を複雑な家庭環境で送り、歌人としてのみならず脚本家や演出家、映画監督やエッセイストなどなど、八面六臂の活躍を惜しまれながら、享年47、1983年(昭和58年5月4日)風のように去って行った。寺山のマ
歪なる拘りの陶芸作品
本日より、11月9日(水)迄の7日間、第46回一関市舞川地区文化祭が一関文化伝承館(舞川市民センター)を会場に開催され、絵画や書、陶芸作品や盆栽など、地元民による力作の作品群が展示される。舞台部門では11月6日(日)AM9:30~AM11:00、地元の一関市立舞川中学校の生
公有地の管理責任について
市有地の管理について、特に草刈り、なかでも勾配のきつい法面の草刈りについて、これまで長年に亘り隣接地の所有者や、地域の共同出役としてなんとか草刈りを継続してきた。しかしながら後継者の不足、高齢化などによって作業に支障を来しているのが現状である。特に高低差
おばあちゃんの手料理
今年もコロナ禍だが、お盆を迎え、盆棚の組み立てや飾りつけが無事に終わった。僅か3・4日で片付けてしまうのだが、先祖代々数百年も続けられてきたこともあり、私の代で止める訳にもいかない。盆棚の組み立てが終わり、次は位牌の拭き掃除である。慎重にやらないと位牌にキ
詩歌「未来夢」
詩や短歌、特に短歌を主軸に据え、友人らと各々が詠んだ作品を地元の新聞社「岩手日日」に投稿することになり、本日の文芸欄に5月詠草分として8首が掲載された。愛好会の団体名は、詩歌「未来夢(みらいむ)」、未来に夢を持ちながら活動していきたいとの願いを込めて命名し
一関・文学の蔵『ふみくら6号』発刊
本日、いちのせき文学の蔵がある世嬉の一酒造「蔵元レストラン せきのいち」を会場に世話人会が行われ、関係者への発送準備や今後の活動についての話し合いがもたれた。『ふみくら6号』の表紙には、前号と同様、魚の絵画で知られる白石隆一画伯の「曹以(そい)」の絵画が使
アンソロジー『游』18号の刊行
東日本大震災の翌年だったか、以前から何度も親戚の伊藤圭一郎(故)さんから誘われていた短歌愛好会「游の会」に、顔を出すことになって10年の歳月が流れた。先輩方に揉まれながらも、上達の見えない拙歌を未だに続けている。2018年11月20日、無念にも他界された前代表の千
拙作の絵でも・・・
本日で、一関市大町の「なのはなプラザ」が会場の第5回シニアフェスタが終わった。私が所属する短歌愛好会「游の会」メンバー各々による、個性豊かで味のある作品も展示された。当初は短歌の揮毫のみのつもりだったが、「絵心がない」と自覚しているにも係わらず、日頃写真に
第5回シニアフェスタ開催inなのはなプラザ
11月13日(土)から15日(月)迄の3日間、一関市大町の「なのはなプラザ」3Fを会場に第5回シニアフェスタが開催される。コロナ禍のもと、感染防止の為今回は一関市シニア活動プラザを利用する各団体の作品展示のみ。と云うことで、短歌愛好会「游の会」の作品も展示すること
地元紙に紹介された
先月の下旬、単行本を含めると10冊目となる私の著書が届いた。書名は歌集エッセイ『清晨』。フォト短歌347首、エッセイ11篇、写真に詩と短歌をコラボレートしたフォト詩歌2作品。B5判100ページの拙著である。有り難くも本日、地元新聞社の岩手日日の社会面に大きく取り上げて
一関・文学の蔵『ふみくら5号』刊行
一関・文学の蔵刊行の年刊誌『ふみくら5号』が出来上がり、来週にも地元の書店等で発売されることになった。本日、寄稿者への発送作業が蔵元レストランせきのいち(世嬉の一)で行われた。今号の内容は、いちのせき文学の蔵を運営する一関・文学の蔵会長の畠中祥夫先生による
「手の会」の合同歌集
今朝、地元紙を捲っていると、笑顔の印象的な写真が目にド~んと飛び込んできた。誰かと思ったら、元・岩手県歌人協会副会長の佐藤怡當(いあつ)先生ではないか。先生が代表を務める短歌結社「手の会」の合同歌集2冊を両手に持ち、如何にも先生のお人柄がにじみ出る印象的な
新著:フォト短歌エッセイ集『知足』完成
フォト短歌エッセイ集シリーズ第5作目『知足』が出来上がった。2016年6月から2019年5月迄の出来事や思い出をエッセイに、撮り溜めた写真に短歌を詠んだフォト短歌。写真に詩と短歌のコラボ、フォト詩歌を編纂したもの。全116ページのフルカラー版となる。本編の6ページ目には
箸置きのある生活
箸置きのある生活に戻りたり朝のひかりが浅漬けに差す歌人の藤島秀憲氏の一首だが、父の介護に明け暮れ、父の他界後も一人で暮らしていたところに、幸いにも良縁に恵まれ、2人の生活が始まったのだろう。朝の食卓に上がった浅漬けに、穏やかで優しい光が差している。白菜の甘
夕顔物語「二つのおまじない」
今年も無事に夕顔の実が生った。 夕顔と云えば、作物の豊凶を予兆する年占作物として、作物禁忌とする地域もあるようだが、この辺りではそのような風習はない。 今夏は盂蘭盆近くまで長雨が続き、日照不足から殆どの野菜は不調の為、夕顔もなかば諦めていた。 とこ
涙腺緩む「霊験の露天湯」
今年2巡目の草刈りや雑用に忙殺され、膝や腰、肩や手首への負担が高まり、時折痛みを伴っていた。 梅雨に入り、高温多湿もその原因の一つであろうか。 その痛みや労苦を癒し、労うためにもお気に入りの温泉(山王山温泉 瑞泉郷)に久方ぶりに行ってみることにした。
吟行会
昨日、久方ぶりに短歌「游の会」の歌会が行われた。 新型コロナの影響で今年の3月から約3か月間、游の会では歌会を中止していたが、移動自粛の全面解除もあって、約3か月ぶりに再開することになった。 游の会では例年6月に吟行会を開催しており、昨年は天候が大荒れ
高村光太郎『典型』
先月、花巻市太田の高村光太郎記念館を訪れた。光太郎翁65回忌命日の2週間ほど前のことだった。 あいにく新型コロナの影響により記念館は閉まっていた。記念館の裏手に光太郎翁が7年間過ごした高村山荘がある。 敷地内を流れる小川のせせらぎを耳にしながら、高村山荘
短歌『游』16号発刊
一関地方短歌会所属の短歌愛好会「游の会」の文芸同人誌(合同歌集)、短歌『游』16号(年間誌)が出来上がった。自薦による18首と、エッセイ1編を含む41ページの小冊子(非売品)である。閲覧については、日本現代詩歌文学館や一関市立図書館等で読むことができる。短歌愛好
一関シニアフェスタ2020
昨日、なのはなプラザを会場に、一関シニアフェスタ2020が開催された。日頃なのはなプラザを利用する団体や個人、関係機関を中心に普段の文化活動の発表や体験会など、表現の場として2016年1月?から開催されている。我々、地元短歌会の「游の会」も3年前から参加しており、
第18回(令和2年)岩手県南歌人クラブ新春短歌大会
昨日、岩手県奥州市の市民活動支援センター(メイプル地下)を会場に、岩手県南短歌クラブ主催の新春短歌大会が行われた。選者は岩手県歌人クラブ幹事の鷹嘴真智子先生。 胆江地区を中心に、北上市や一関市から39首の出詠があり、例年どおり出席者による出詠歌5首の互選
私の賢治考(後編)「賢治と青の短歌」
後編は賢治の短歌について、私なりに掘り下げてみたい。前編では、歌風の背景に焦点をあて、私見による感想を書き記してみた。 前編でも触れたように、賢治の短歌はあまり高い評価を得ていないようだ。 若書きではないか・・・。また、短歌は一般的に一人称の詩形
今年の目標
昨年、一昨年と、ただ忙しい日々を淡々と送ってきたが、やり残したことや中途半端に終わったことなど色々と後悔もある。そんなことから、今年は目標を立ててみることにした。 先ず今年は是が非でも書きかけの小説を仕上げたい。 過去に何作か書き溜めてはいるものの、
第40回中尊寺西行祭短歌大会
昨日、第40回中尊寺西行祭短歌大会が、高貝次郎(秋田県歌人協会会長)先生を選者に招き、中尊寺本坊を会場に行なわれた。つい2日ほど前迄は花冷えか、寒の戻りでかなり寒い日が続いたが、うって変わり穏やかな一日となり、春陽の当たる庭内は心地よい空気に包まれていた。但
第3回シニアフェスタ迫る
明後日の2月3日(日)、一関市大町のなのはなプラザ2階を会場に第3回シニアフェスタが開催される。内容はスポーツ吹き矢、健康マージャンなどの実演を初め、箸作りや竹とんぼ作りなどの体験コーナー。また、シニア活動プラザを利用する各団体の活動紹介のコーナーも併設され
『ふみくら第2号』発刊
昨日、関係者宛に『ふみくら第2号』の発送を滞りなく終えた。 『ふみくら第2号』は、一関文学の蔵30周年を記念し、年刊誌として昨年2月に発刊した創刊号に続くもの。 今号は世界遺産毛越寺の延年の舞(藤里明久貫主)の論考や、柳の御所を囲む堀や池を満たすための導水路とし