今回のポツンと一軒家は熊本県に近い大分県の一軒家。
ログハウス風の温かみのある建物で、亡夫の友人らが手伝って建てた手作りの一軒家とのこと。
手作り感のある木製のテラスが印象的だった。
45年程前に東京から大分県に移住し、現在は77歳の女性が一人で暮らしている。
亡夫は元外務省の外郭団体で働く中近東の研究者。『山彦から来た手紙―寝楽庵の四季』など、山隅利道名でエッセイ集も刊行している。
家主と亡夫との成り染めは、家主の元職場の中東調査会で知り合ったのが縁だそうだ。
便利な都会暮らしから、一気に不便な田舎生活をおくるようになったことに、「男のロマン、女のフマン」と表現していた。
いつもながらの接待料理は、山椒の木の芽煮(きのめだき)など、自宅周辺で採れた山ミツバやモミジガサなどの山菜料理。なかでもミズ料理には興味を唆られた。
30秒程茹でた後、まな板の上で「醤油あらい」をしていた。初めて知ったが、是非今度試してみたい。我が家の裏山にはミズが無尽蔵にある。
また、ガマズミ酒やマタタビ酒など多くの果樹酒を作っていたが、なかでも「ドクダミ花酒」に興味を唆られた。ミズ同様、ドクダミも無尽蔵にある。
近年東北を中心に、熊による人身被害が相次いでいる。岩手県南のこの近辺でも、山菜取りなど迂闊には入山できない状況だが、九州は絶滅したと云われている。勿論昔は生息していたそうだが、人身被害による駆除が進み、絶滅したと考えられる。四国地方も絶滅に近い状況のようだ。それはそれで考えさせられるが、人身被害が多い現状を鑑みると致し方ないのかもしれない。
「家主の今後の希望は」との問いに、自然の恵みを頂戴しながら、穏やかに暮らしていきたい。動けなくなったらその時に考えればいい。との意見に、私も心底から納得した。
自然のなかで、静かに、晴耕雨読の生活を送りたいと常々思っている私にとって、理想的な生活だなと改めて共感を覚えた次第である。


みちのくあじさい園では、さながらクロード・モネ の「ジベルニーのモネの庭、アイリス」や「睡蓮の池」を彷彿とさせる、約5千輪もの花を浮かべ、水面を彩る人気の「あじさい園」や、約6千坪の平坦地(あじさい畑)に、2万株以上のヒメアジサイやアナベルが咲き誇り佳境を迎えている。
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