今年の漢字一文字が物語るように、今年は異常な程熊の被害が増えた。中山間地に暮らす者にとっては切実な問題である。
畑作業や犬の散歩にまで、熊の気配に気を配らねばならない。
いざと云う時の為に、戦えるようにと武器代わりの頑丈な杖は必須。とは云え、いざ熊と戦うとなると、果たして効果的なのか甚だ疑問である。

狩猟免許を取り、ライフル銃の購入を検討してみたが、この齢では正直云って現実的とは云えない。
猟友会に期待はするものの、何処の世界も高齢化でジリ貧状態、青色吐息である。
となると頼れるのは飛び道具所持可能な警察や自衛隊に頼らざるを得ない。然し乍ら、法規制など現実はそう甘くはないようである。

となると、自己防衛しかないと言わざるを得ないが、既述のように戦える武器が必要となる。
然し乍ら日本刀しかり、況してやナタや斧、ナイフなどで太刀打ちできるや否や・・・。
となるとやはり、一番良いのは「熊よけスプレー」と云うことになりそうだ。
私も念の為にと、護身用に1本所持してはいるものの、物によっては本当に効果があるや否や。
一般的には値段も高く、効果のほどにも疑問が残る。

そんな折、地元紙に「県一般会計補正予算案 国の経済対策と連動」との記事に目がとまった。
そのなかの一文に「市町村が行う緩衝帯整備や熊よけスプレー購入の支援」とある。
早速地元の一関市役所に確認してみるも、役所での購入補助との認識により、各個人への購入支援は検討していないとの返答だった。

いやはや、渓流釣りや山登りなどの遊び目的なら、前もって役所に立ち寄り熊よけスプレーを借用し、億劫だが戻ったら返却するのもまぁ理解は出来なくもない。
然し乍ら、畑作業の度に、市役所に立ち寄って熊よけスプレーを借用するなど、全く以て現実的とは云えない。やはり常に携帯したいのは当然だろう。
せめて中山間地の個人への購入支援や、どこのメーカーでどんな商品が良いのかなど、公的機関でしっかりと検証し、信憑性の高い効果的な熊よけスプレーを提供していただきたいものである。
いざと云う時、「噴射しようと試みたが出なかった」では、シャレにもならない。


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