先日放送の、岡山県のポツンと一軒家にも感銘を受けた。番組の目的地は三国工業(造船会社)の元会長宅兼茶室だったようだが、会長夫妻は既に他界され、今は会社名義となり普段は不在とのこと。
広い敷地内には、会社の保養施設として利用されていたそうだが、バブル期以降使われてはいないとのことである。

山中の閑静な場所に居を構える元会長夫妻。
茶室も併設するなど、その風流さに興味を唆られたが、私の若い頃の修行時代、是非会ってみたい人物がいた。その為遠路遥々四国を目指したことがある。
その人物とは、造船会社の経営者であり、再建王の異名を持ち、柴田錬三郎の著書『大将』のモデルとなった人物、坪内寿夫氏である。その坪内氏とだぶって見えたのだった。

そんなことを思い出しながらテレビに齧りついたが、その会長宅を案内してくれた人物が、三国工業の元保養施設に工房を構える陶芸家の浜松氏であった。備前焼「王子窯」を営んでおられる。
工房を覗いてみるなり、その作品群に圧倒された。
釉薬を使わず、備前焼き独特の色合いを誇る器や壺はもとより、特に圧巻だったのが細工物である。
鬼瓦や金剛力士像など、火と空気が生み出す土の素朴な味わいと迫力ある作品が多数、所狭しと並んでいた。なかでも他界した友人らの為に仕上げた「雲中供養菩薩」を目にしたが、感動も一入。
空知らぬ雨とともに、震えが止まらなかった。

一体仕上げるのに一週間以上の時間を要するとのこと。
また、現在制作に取り掛かっているのが、メインテーマ「戦う人々」の作品。
仁王像阿形などを1年かけて制作に取り掛かっているそうである。
陶芸一筋50年。岡本太郎の言葉を思い出すが、お金や名誉など眼中になく、一心不乱に土と戦っている姿は、正しく悟りの境地である。実に感動的であった。

かく云う私の趣味の一つにも陶芸がある。と云っても、とても作っているなどと胸を張れる代物ではないが、来月上旬、地元の市民センターで行われる文化祭に展示する予定である。
一昨日はその仕上げを兼ね、今年最後の陶芸教室に行ったのだった。

追記
日本初の女性総理大臣が誕生した。積極財政を「よし」とする新総理である。
失われた30年を取り戻すことは勿論、先ずは物価高対策を早急に手を打ち、じっくりと地固めに精進していただきたい。追々それら時事問題については、じっくりと論考を深めてみたいものである。
いずれにせよ、今回の入閣で一番の注目株はやはり小野田紀美氏(経済安保担当)。高市総理の後継者として大いに期待している。
これからは女性の時代かもしれない・・・。


ume
毎度のことだが、何時、何度食べても美味しいのが、坂の上の麺屋さんこと小野寺製麺の焼きそば麺を使った焼きそばである。兎にも角にも美味いのである。
ただ今回、残念ながら失敗した出来事があった。追々その失敗談に触れてみようと思う。