昨日、一関文化センターを会場に、第76回一関文化祭による第75回一関地方短歌大会が行われた。
選者(講師)は久慈こうこ先生。
午後1時より、佐藤政勝一関地方短歌会副会長の開会宣言の後、挨拶並びに選者の紹介を私が行った。

選者の久慈先生は、短歌結社のコスモスに所属され、昭和50年に歌集『恩愛の渚』を刊行され、平成5年発刊の歌集『星河原』は岩手県芸術選奨を受賞。他には「詩(ポエム)」部門で県の芸術祭賞を2回。また、優秀賞も受賞するなど、短詩系文学である短歌のみならず、詩の世界でも活躍されておられる。
歌会が始まると、一首ずつ丁寧な久慈先生の講評に、出席者は耳をそばだてながら聞いていた。

受賞者は次の通り。

一関市長賞
梅雨の間を月澄みたれば二階よりオペラグラスに引き寄せて見る  小野寺 政賢(一関市)

一関市議会議長賞
硫黄島に八十年眠る父命をかけた平和を想う  小野寺 ヨシ子(一関市)

一関市教育長賞
「大きくなって帰っておいで」と園児らはバケツの岩魚をザバンと放つ  松村 雅子(一関市)

一関市文化協会長賞
アマリリス花びら六つ蕊六つ秩序を秘めて真っ赤に咲きぬ  阿部 昭代(一関市)

実行委員会長賞
生前の父の口ぐせ「まあまあ」は好きと言ふ意味母の辞書では  小野寺 洋一(奥州市)

奨励賞
外出の手立てなき友の電話の声涼やかにして今日も聞き惚る  斎藤 のり子(一関市)


コロナ禍では大会中止を余儀なくされたが、こうして大会を開催できることは大変有り難いことである。来秋もまた、第76回一関地方短歌大会を無事に開催出来ることを願ってやまない。

因みに来春、令和8年4月26日(金)、第46回中尊寺西行祭全国短歌大会開催予定。
選者(講師)は小島ゆかり先生。会場は中尊寺光勝院。


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