震災から今日で14年目を迎えた。
世界各地で規模の大小問わず、人災や自然災害があるなかで、特に日本は大規模な自然災害に見舞われていることが多い。昨年の元日には能登を襲った大地震、同じく能登を襲った9月の豪雨災害など、あげれば枚挙に暇がない程多くの災害が日本全国で頻発している。

直近では、2月26日午後1時過ぎに発生した岩手県大船渡市の大規模な林野火災が、12日目にして漸く鎮圧となったものの、完全な鎮火までは未だのようである。
焼失面積はおよそ2900ヘクタール以上、210棟の家屋に類焼。避難者は873世帯2100名以上。深刻な、大規模な火災だった。

以前、私は何度か海釣りに出かけた地域だが、とても景観が良く、釣果も上々だったことを記憶している。
冬場は特に乾燥し、沿岸部となると浜風も強い。
そのことから屋外でのゴミ焼きや煙草の不始末は厳禁だ。

今日で2011年3月11日の東日本大震災より14年目となる。
特に都合の悪いことは風化しつつあるようだが、今回の林野火災の火勢鎮圧に駆けつけてくれた多くの消防士や消防団、その消化活動の不断の姿勢には、畏敬の念を覚えるとともに感謝の言葉も見つからない。

彼らの、身命を賭しながらも懸命な消火活動を天上界から見守り、3・11で被災し、亡くなられた多くの御霊の悲しみや慈しみの涙が、雨や雪となって鎮圧させ、完全なる鎮火まで導いてくれるのではないだろうか。


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