私のお昼ご飯は殆どがおにぎりである。
それも1個のみ。
五目ごはんを炊いた時は五目おにぎりだが、基本的にはゆかりにごま塩、中身は梅干しが殆どである。
いたってシンプルだが、これがまた、たまらなく美味しいのである。
作り方はイージーが基本。大き目のラップを広げ、ゆかりを散りばめ、その上に大き目の茶碗によそったご飯を乗せ、真ん中に梅干しを一つ。その上にごま塩をパラパラっとふりかけ、ラップを寄せながらギュギュギュっと握る。握り終わったラップを開き、その中にたくわん2枚を入れて出来上がりだ。
飽きないのか? と問われれば、多少飽きたかもしれないが、それでも実に美味しいのである。
ただ、本音を吐露すると、やはりたまには違ったおにぎりも作ってみたい。
そんなことで、参考になりそうな本を探していたところ、『ぼんご女将のしあわせおにぎり帖』と云う一冊の本が目に留まった。
東京都豊島区大塚にある老舗のおにぎり屋さんの店主が出した本のようである。
ぱらぱらと頁を捲ると、色んな具材を用いたおにぎりが沢山載っている。
実に美味しそうだ。
おにぎりはお米の種類や具材云々よりも、握り方に美味しさの秘密があると私は思っている。
出来ることなら現地に出向いて実際に食べてみたい。しかしながら私は何分にも出不精。
とは云え、世田谷に居を構える息子らの家に未だ一度も訪れていないことから、暖かくなったら孫の顔でも見に行こうかと思っている。その時にでも是非立ち寄ってみたい。
本にはおにぎり以外に一品料理の紹介もあり、とても参考になる。
牛肉とレタスの生姜炒め。ワカメとツナの春雨サラダ。肉団子と野菜の和風スープ、オクラの肉巻きなどなど、どれもおにぎりと一緒に食べると笑みがこぼれ、ほっぺたが落ちるのではないだろうか。
また、本の中にはおにぎりや一品料理のレシピ以外に、店主の心温まる逸話を紹介した随筆が載っているが、その優しさに触れながらおにぎりを頬張れば、高上のおにぎりとなるのではないだろうか。
日本人はやはり、2000年の歴史を誇るおにぎりが一番!!
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