昨日、奥州市文化会館(Zホール)会議室を会場に、第19回奥州市民芸術文化祭短歌大会が行われた。
主催は県南歌人クラブ(羽藤 堯 会長)、選者は岩手県歌人クラブ会長の山本 豊先生。
昨年も出詠数は多かったが、今年も50首近い48首の応募があった。なかには広島県や東京都からの応募もあり、全国大会規模の様相を呈していると云っても過言ではない。
9月23日開催の一関地方短歌会の倍以上の応募数である。
入賞は最優秀賞1首。優秀賞2首。秀逸賞3首。入選6首。
他に、例年同様参加者による互選賞の表彰もあった。
いつもながら、県南歌人クラブ副会長の高橋 忠徳(元・高校校長)先生の整然とした司会進行で適宜進められた。
羽藤 堯県南歌人クラブ会長の挨拶の後、山本 豊先生独自の進行方法で歌会が進められ、丁寧で明哲な講評により皆さん大変参考になったようである。
結果は次の通り
<一般の部>
最優秀賞(奥州市長賞)
雲ひくく稲の香のする畦路に友の葬列とほくをろがむ 胆沢 阿部 スミ子
優秀賞(奥州市議会議長賞)
さつまいも覆ひし草を引きをれば露ひえびえとわが腕濡らす 胆沢 千田 マス子
優秀賞(奥州市教育長賞)
刈り取りの間近き稲田降る雨になすすべもなく倒れ初めたり 江刺 菊池 トキ子
秀逸賞(奥州市芸術文化協会長賞)
朝の畑甘藷の蔓は畝おほい見廻るわれの足元濡らす 花巻 岡田 憲子
秀逸賞(胆江日日新聞社社長賞)
ふくよかな笑顔も声も人柄も浮かびて名前出でこぬ夕べ 胆沢 羽藤 堯
秀逸賞(県南歌人クラブ会長賞)
休み田の荒草刈りの小昼どき風に親父の小言聞こゆる 一関 佐藤 政勝
入選(芳名のみ)
一関 小野寺 ヨシ子
水沢 佐藤 茂美
江刺 菊池 洋子
水沢 千葉 睦子
江刺 小野寺 フクヨ
水沢 佐竹 園子
互選賞
1位 遠藤カオル 25点
2位 羽藤 堯 24点
3位 佐藤 政勝 21点
3位 阿部 洋子 21点
5位 佐藤 美津子 18点
6位 松村 雅子 17点
7位 福庭 加恵子 16点
8位 千田 マス子 15点
8位 菊池 トキ子 15点
8位 佐竹 園子 15点
10位 小野寺 洋一 14点
私は、一昨年の大会で優秀賞(奥州市教育長賞)、昨年は秀逸賞(胆江日日新聞社社長賞)と幸運にも拝受の栄に浴することができたが、今回は残念がら番外と相成った。
次回に期待をかけ、今後も歌作に精進していきたい。
近年、SNSなどを利用して歌会が盛んになっているようだ。
コロナ禍により、外出する機会が減り、自宅での活動が増えたことからストレスが溜まり、気鬱状態などになることもあって、その捌け口を求めたくなるのが自然の理。
その捌け口として受け止めてくれる器として、31文字に凝縮し、集約できる短歌がしっくりとくるからではないだろうか。
短歌は短詩形文学として言語表現の芸術的側面がある一方、心底に溜まったストレス発散の言語ツールでもあり、身近な手段であると私は思っている。
17文字ではちょっと足りないが、31文字なら丁度しっくりとくるのである。
佐賀県歌人協会の事務局長を務める角本久子(75)さんが、読売新聞オンラインへの寄稿文で次のようなことを述べている。
近年では、X(旧ツイッター)上で「#tanka」などのハッシュタグをつけて作品を投稿する人が急増している。
「短歌専門の月刊誌などを見ても、若者からの投稿が増えている。俳句のように季語がなく、三十一文字で心を歌う。その自由さや、自由な文体への親しみやすさが背景にあるのだろう」
「思いを三十一文字に凝縮する短歌と、SNSの相性の良さ、コロナ禍で人と会えない時間が増えたことも影響したと考えられる。より多くの人が短歌に興味関心を持ってくれている状況は大変喜ばしいことで、これが一過性のブームで終わるか、文化として定着していくのかが重要だ」
私も20年程前から、自称フォト短歌エッセイストとして、自分で撮影した写真に自作の短歌を詠んで一体化(加工編集)させた「フォト短歌」を、Webサイトを構築して発信し続けているが、流石に若者らに混じって「#tanka」で投稿するのは年齢を考えるとやはり抵抗がある。
いずれフォト短歌は、ライフワークの一環として命が尽きる迄続けたいと思っている。
勿論、出来不出来、短歌大会等での入選云々など問題ではない。人の為にやるのではなく、あくまで自分の為に、今後も「歌作」に精進していきたいものである。

第18回奥州市民芸術文化祭短歌大会の様子>>
第17回奥州市民芸術文化祭短歌大会の様子>>
フォト短歌&フォト詩歌「菅藤 誠チャンネル」
いずれフォト短歌は、ライフワークの一環として命が尽きる迄続けたいと思っている。
勿論、出来不出来、短歌大会等での入選云々など問題ではない。人の為にやるのではなく、あくまで自分の為に、今後も「歌作」に精進していきたいものである。

第18回奥州市民芸術文化祭短歌大会の様子>>
第17回奥州市民芸術文化祭短歌大会の様子>>
フォト短歌&フォト詩歌「菅藤 誠チャンネル」
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