今年のお盆も慌しかった。
昨年は父の初盆と云うことで、段取りやら、何やらかにやらと慌しかったが、今年はそれ以上にやることが多かった、と感じた。
まあ、もっとも、毎年そう思っているような気もするが・・・。

昨年迄は盆棚に上げる料理は全て92歳の母が用意していたが、霊供膳はもとより、三度の食事も全て私が用意しなければならない。
ひと頃は市販の弁当や冷凍弁当で凌いだものの、やはり飽きる。
ましてや母が嫌がる。
元々食べる側一辺倒であり、料理は不得意なので兎にも角にも気苦労が絶えない。
果てさて、一体何を作ろうかと思い悩んでいたそんな矢先、叔母の差し入れがあり、非常に有り難かった。少しばかり骨休めができそうである。

お盆と云えば、盆棚を組み立て先祖の位牌などを並べるが、その際、仏壇の引き出しを整理したところ、学生時代に写経したものが出てきた。流石に40余年の年月は如何ともし難く、劣化も進んでいた。
最近、紺紙金銀字写経の一日一行を自分に課し、今のところ毎晩書き続けているが、40余年前当時も一日一行を課していた。
当時はコンパなども多かったことから、ぐでんぐでんに酔っ払ったときはお休みにしていたが、コロナ禍もあり、今では殆ど酒を呑む機会が減り、たとえ呑んでも嗜む程度である。
そんなときは、書き始める前に合掌し、精神統一を図り筆を握るが、「ちょっと呑みましたがご勘弁を」と、心中で呟きながら徐に書き始めたいと思う。

父の初盆無事終わる  2023年08月16日


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40余年前の学生時代に書いた写経


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昨日の16日、毛越寺で法灯会が行われた。
時間調整が叶わず、今夏も行けずじまいだったが、浄土庭園の大泉が池に浮かぶ灯篭は今年も既に3灯奉納していた。有り難いことに8月14日の地元紙(岩手日日)に載った写真に私が揮毫した灯篭が載っていた。


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