出穂期前の草刈りも漸く終わり、ほっと安堵の胸を撫で下ろしたいところだが、一難去ってまた一難、唐竹林を見るとニョキニョキと筍が勢いを増している。
今年2月、雪の重みで電線に覆いかぶさっていたことから、電力会社に連絡して周辺を伐採してもらった。
明るくなっていいなと思っていたものだが、日当たりが良くなってか、次から次と唐竹が生えてくる。刈っても切ってもとどまることを知らない。一体いつ迄続くやら・・・。

草刈り三昧、竹切り三昧にへとへと状態だが、畑も気になる。
と云うことで、梅雨の最中、空を気にしながら小松菜を播種することにした。
本当はほうれん草を植える予定だったが、ホームセンターで種を購入する際、小松菜をほうれん草と間違えて購入してしまった。と云うのも、袋の写真のみを確認し、しかも「暑さに強い」との文言に目が奪われ、てっきりほうれん草だと思い込み迷うことなく購入した。
自宅に戻って初めて小松菜だと気づいた次第である。
見た目は同じようなもの。まぁ、よしとして、発芽が待ち遠しい。
気が早いが、早速調理方法を検索中である。

播種と云えば、昨今問題にされているのが種苗法の改正など。
カロリーベースの食料自給率は38%と、先進国のなかでも日本はダントツの最下位。
日本農業の低劣さや衰退感を嘆くばかりだが、食料確保による安全保障のあり方を真剣に問う番組が嘗てなかったように思う。
だが、幸いにもテレビ愛知がこの問題を正面から真摯に取り上げ、激論を交わしている番組があった。

食料問題は国民の生命を左右する最も重要な基、根幹をなす部分である。
国民全体で真剣に考える必要があるのに、何故か、地上波、全国版で放送されない。
同じように財政観、貨幣観を正すべきところを、真実に触れようともしない。
マスメディアの本分、本来の役割とは一体何なのかを改めて問いたい。
新渡戸稲造翁が唱えたように、憂国心を持って真実を世に問うていただきたいものである。





komatuna



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