昨日、墨絵師のYASU(本名:小山康博)氏の墨絵を見に、一関市花泉町を訪れた。
展示場所は花泉駅の直ぐ近く、ギャラリー&クラフトショップ「SandN」の石蔵の中が展示場だった。
墨との相性も良く、実に趣のある空間での観賞だった。
開館期日の確認を怠り、先々週と先週も訪れたが閉まっていた。三度目の正直。漸く見ることができた。

展示された作品も独創的で、大作の龍や梟の絵は元より、一枚の紙面にミュージシャンの動線、軌跡を描いた作品は実に圧巻だった。
一般的な水墨画はニジミやボカシ、カスレなどの「墨の五彩」を表現した作品が殆どだが、細線と濃墨を意識した斬新な作品に暫し見入ってしまった。

私も予てより、絵心がないにも係わらず水墨画を描いてみたいと思っていた。
と云うのも、私の曽祖父や祖父は書画や漢詩を趣味として、我が家の座敷や襖、屏風などに描いた作品が至る処に飾ってある。
私は幼少の頃からそれらを当たり前のように眺めて育ったこともあり、多少の興味を持っていた。ただ、残念なことに未だ嘗て本格的に潤筆したことがない。

晩年は晴耕雨読の日々を送り、書画に親しみながら暮らしたいものだと思っていた。
今回の墨絵展観賞を機に、時間調整を図りながら筆を手に、和紙と対峙したいものである。
と同時に、短歌を揮毫した陶芸作品にも、逆張りの賛として、濃墨を意識しながら、且つ、墨の五彩をも表現した水墨画風の小間絵を添えてみたいと思っている。 
勿論、素焼の陶器に筆が乗ればの話しだが・・・。

追記
YASUさんの墨絵は12月23(土)、24日(日)も同会場にて観賞できる。
詳しくは>>



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「夢」から始まった筆一本の道〜小山康博さん〜

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iwanichi2023.12.17





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