文藝春秋が出している『巻頭随筆百年の百選』と云う本がある。
先日、用事があって一関市花泉町を訪れたところ、時間を間違えて1時間ほど早く着いた。折角なので新しくなった花泉図書館で時間を調整することにした。
書架の間をウロウロしていると、面白そうなタイトルの本が目に留まった。
早速手に取って頁を捲ってみると、芥川龍之介や海音寺潮五郎、井伏鱒二や松本清張らの名だたる文豪のエッセイは元より、私が住む一関市と縁の深い色川武大の随筆が気になった。
「雑木の美しさ」の見出しで1980年に書かれたものだ。
色川武大(阿佐田哲也)が一関市に移住したのは9年後の1989(平成元年)年。
一関のことを書いた訳ではない。
一関のことを書いた訳ではない。
色川家のルーツにあたる和歌山県の色川郷を訪れた時のことを書いている。当時の人口は約800人、そのうち300人が60才以上の過疎地域と思われるが、「水あくまで清く冷たく、空気が甘い」道ばたの人は老若いずれもいい顔をしている。と書いてある。
更に、路上の犬を見て、あ、あれが、犬の顔だな、と改めて思った。東京で繋がれている犬の顔は、こうしてみると生き物の顔ではなかった。とも記されている。
その9年後に、岩手県一関市に移り住んだが、路上の犬を見て色川武大はどう思ったのか、気になるところである。
その9年後に、岩手県一関市に移り住んだが、路上の犬を見て色川武大はどう思ったのか、気になるところである。
『巻頭随筆百年の百選』には、文豪のみならず政治家や俳優、映画監督や料理人の名前も見受けられた。
中華料理の陳建一(故)もその一人、マカロニ・グラタンの見出しで1995年に書かれた随筆があった。
中華料理の陳建一(故)もその一人、マカロニ・グラタンの見出しで1995年に書かれた随筆があった。
テレビ番組の「料理の鉄人(1993年10月10日~1999年9月24日)」で名を馳せた中華料理会の第一人者だったが、子どもの頃のエピソードとして、父親の陳建民を頼って中国から弟子を迎えいれていたそうだが、母親の家庭料理以外に、その弟子たちが作る料理で育ったそうだ。
如何にも中華料理人の家らしく、四川料理で使う珍しい香辛料や、家鴨を焼く為のつけ汁などがゴチャゴチャ置いてあったそうだが、そこらにあるものをなんでも入れる「めちゃくちゃ炒め」が堪らなく美味しかったそうである。
私は週一の楽しみの一つとして、日曜の夜は手作りラーメンを「ポツンと一軒家」を観ながら堪能しているが、そこらにあるものを何でも入れて「めちゃくちゃラーメン」を作ってみたい。



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