昨夜帰宅すると郵便受けに嵩張る物が見えた。
取り出してみると日本歌人クラブの封書と、NHK学園からの郵便物だった。
早速開封してみると、NHKの封筒には第24回NHK全国短歌大会の入選証が入っていた。
今迄一度も応募したことはなかったが、昨年の秋、歌友であり高校らいの友人が亡くなった。その友人が生前、何度となくNHK全国短歌大会に出詠していたこともあり、追悼の意を込めて私も応募してみることにした。

また、日本歌人クラブからは機関誌『風』215号が送られてきた。
幸いなことに、私(菅藤 誠)の拙歌5首も掲載されていた。
タイトルは「みちのくあじさい園」、みちのくあじさい園に関する歌は最後の一首のみだが、わざわざタイトルにしたのは、みちのくあじさい園の園主は我々近在に住まう伊藤家の総本家である。

当みちのくあじさい園では5月には石楠花(しゃくなげ)、6月にはカルミアの開花も楽しめる。
特にカルミアは、日本では非常に珍しく、詳しい文献もない。
当園では、2020年時点で15種類250株(毎年増やしている)のカルミアを育てている。2019年6月に日本初のカルミアまつりを開催して以来、毎年6月にはカルミア祭りを開催している。
今年も6月上旬を目途に開催されると思う。

そしてなんと云っても、メインのあじさい祭りが6月下旬から7月下旬迄の約ひと月開催される。
5百種6万株以上(日本一)の紫陽花が15ヘクタールの杉林一帯に咲き誇る。
閉園間近の7月20日前後から、紫陽花山荘直下のあじさい池に、約5000輪の花被を浮かべ、水面を飾る。
その様はフランス印象派の画家、クロード・モネ の「ジベルニーのモネの庭、アイリス」や「睡蓮の池」、或いは島根県松江市の「由志園」を彷彿とさせる。
最初はスタッフらの手によって浮かべられるが、後は観光客の手で浮かべられるようにスタッフが準備している。

ご本家のPRについつい力が入ったが、ともあれ、最近特にマンネリ化していた歌詠みだが、今回の賞によりまた少し、新鮮な気持ちで歌が詠めそうである。


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