先日の2月13日、釜石市のアマチュア棋士・小山玲央君が快挙をとげた。
奨励会を経ずに編入試験を受けてプロ棋士に合格。アッパレ!大アッパレ!!である。
現行の編入制度での合格は3人目とのことだが、奨励会未経験者では初めての快挙だ。岩手県出身者として初のプロ棋士誕生である。
プロ棋士編入試験とは、現在のプロ棋士5人と対戦し、3勝以上で合格となる。
2勝1敗で迎えた2月13日、見事に3勝目を勝ち取った。
いずれ藤井五冠と対戦する日が来る筈。その日が楽しみである。
また、12年前の東日本大震災で自宅が津波で流出したこともあり、タイトル奪取はもとより、是非ともその分以上の好事、仕合せを掴んで欲しい。
私も一時期、将棋に夢中になったことがある。
最初は小学後半から中学2年頃迄の期間、次は大学1年から2年の頃だった。
小・中の頃は昼食をそそくさと済ませ、お昼時間を目一杯使い、午後の授業が始まるギリギリ迄、将棋仲間らと気難しい顔を突き合わせながら将棋を指したものである。
次の大学時代は、日本棋院認定2段だと豪語する同大学の学生がおり、お互いのアパートを行き来しながら夢中になって指したものである。勝ったり負けたりではあったものの、寂しいかな、若干私が負け越している。
また、他流試合もしょっちゅうで、行きつけの喫茶店のマスターや居酒屋のオヤジさんなど、将棋好きと聞くと直ぐ様挑戦しに行ったものである。
そんななか、世の中には、上には上がいるもので、全く敵わない人物もいた。
記憶を紐解くと、札幌の豊平区内で結婚相談所を営んでいた人物だったと記憶している。ただ、勿論結婚の相談に行った訳ではなく、将棋が強いとの評判を聞きつけ、純粋に将棋を指しに行ったものだ。
香落ちで勝った記憶はあるが、定石を無視した攻撃的なその戦法に、平手では1勝も出来なかったように記憶している。
今では殆ど駒を触ることもなくなったが、「いずれいつかは」と思いながら既に数十年が経っている。岩手県人初のプロ棋士誕生を機に、物置の奥に仕舞い込んでいた筈の彫駒と将棋盤を探し、埃でも落とそうかと思った次第である。
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