一関・文学の蔵刊行の年刊誌『ふみくら5号』が出来上がり、来週にも地元の書店等で発売されることになった。
本日、寄稿者への発送作業が蔵元レストランせきのいち(世嬉の一)で行われた。
今号の内容は、いちのせき文学の蔵を運営する一関・文学の蔵会長の畠中祥夫先生による「扉のことば」から始まり、特集6編、エッセイ・随筆9編、詩や短歌、俳句を含む112ページ、A5判の冊子となる。
今号では一関の歴史と文化を紹介するコーナーを設け、一関藩の歴史と文化を皮切りに芦東山と無刑録などの特集を組んだ。また、短歌部門には、一関・文学の蔵の前会長であり、作家の及川和男先生の同級生、千葉利二さんの8首も収められている。及川先生との思い出の詠草を読む度、在りし日の及川先生のお姿が偲ばれる。
本編の詳細については、いちのせき文学の蔵公式サイトを参照のほど。
因みに、私も一関・文学の蔵の編集委員を務めており、日本一の魚画家「白石隆一画伯との思い出」と題して、白石隆一画伯との思い出を寄稿させていただいた。今号の表紙絵には白石画伯の「鮎の絵」を、ご家族の承諾を得て使用させていただくことになった。
また、随筆と共に我家所蔵の白石画伯作「鹿島槍ヶ岳」と「万里の長城」を描いた2点を掲載させていただいた。
但し、その2点とも、白石画伯単独の作品とは云い難いのである。
なぜなら、絵の余白部分には私の曽祖父(伊藤彌一)自作の漢詩が揮毫されている。従って曽祖父との合作作品となる。
また、本日発送準備に取り掛かった世話人のなかに、文学の蔵編集副委員長で元岩手日報随筆賞の選考委員を務めた千葉万美子さんが、この度、新著『わたしたちはみな弱法師である』を発表した。『ふみくら5号』ともども、ご購入いただければ幸いである。
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