以前このブログでも紹介したけれども、免許取得の為に、近くの自動車教習所の合宿に参加し、空いた時間に身体を鍛えたいと私が営むトレーニングジムに、真面目に通う礼儀正しく思慮分別を弁えた都内のとある大学のラグビー部員がいた。

その学生の一人から小包が届けられた。
その中には千葉県名産のお菓子と、トレーニングの最終日に一緒に撮影した写真、それと一通の手紙が入っていた。
早速頂いたお菓子をぱくつきながら、手紙に目を通してみた。
文面によると、平泉に訪れ一番為になった事は、トレーニングに通えたことだとしたためてあった。

彼らがトレーニングに訪れた時間は、地元のメンバーが来ている時間帯で、その先輩方と一緒に汗を流したことがよほど嬉しかったのだろう。
文末には、平泉で教わった沢山の事を、これからも忘れることなく、世の為、人の為、社会の為になる大人を目指して頑張りますと、締めくくってあった。

もうそれを読んだ時には「感極まれり」であった。
勉学は勿論だが、肉体と肉体がぶつかり合うラグビーという過酷で厳しいスポーツをとおして、心身の鍛錬や研鑽を積み、また痛みを知ることによって他人に対する気配りや配慮、優しさが本物となっていくのではないか、そして、やがて日本の未来を背負う立派な人物になると、私は確信したのだった。


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