ここ数日、春の兆しを感じさせる好天に恵まれたが、昨日今日と天候が崩れ雪に見舞われている岩手県南である。写真の野鳩は、雨宿りならぬ雪やどりのためか?電線にとまりジッと雪が止むのを待っているかのようだった。樹の枝の方が良さそうに思うのだが・・。
グァム島では無差別襲撃事件、日本海を挟んだ隣国では核実験と、辺りを見回すと物騒な事ばかりが起きている。自然災害による被害は已む無しとしても、平和であることの有難さをこのような事件や出来事を知り、改めて思うばかりだ。
そんななか、岩手県陸前高田市の奇跡の一本松が、防腐処理された幹部分の一部が帰ってきたとのこと。残りの部分は処理が終わり次第届けられ、3月11日迄にはモニュメントとして、或いは復興のシンポルとして披露されるとのことだ。
昨年5月に枯死が確認され、その後の対応については色々検討されたが、幹部分の芯をくり抜いた後に防腐処理が施され、そこにカーボン製の芯棒を通すといった人工的な保存方法が採られることになった。
決して、あの大震災による酷くあまりにも切ない大災害に見舞われたという事実を、何時いつまでも記憶に留め、決して同じ轍を踏まぬよう、後世に伝えてもらいたいものだ。