帰ってくるなり「釣りっこさいぐべっ!」と春休みに入った大学生の息子の一声に、禁漁期間や殺生を避けるべくお盆以外の帰省の時には、殆どつき合っていた渓流釣りに、気合を入れて臨むべき週初めの月曜日だというのに、昨日は釣行と相成った。
昨年は東日本大震災もあり、なかなかそんな気分にはなれなかったものの、1年が過ぎ、少しずつではあるが、嘗ての「その気」が芽生えてきているようだ。
「はてさて、何処に行こうか」と、何時もながらの行き先に迷う有様は何時ものことだが、雪がまだ深かろう奥羽山脈の筋を流れる絶景の渓は諦め、岩手県東半部の中心を南北に走る北上山地の雪解け水と、霊験あらたかな清く澄んだ湧水に源をもつ河川に入渓することに決め、一路ハンドルを東に切った。

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