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雲一つない快晴の空に、
轟音を残して旅客機が北の空へと一直線に消えていく。さぞかし眺めもいいのだろう。
新幹線も青森まで開通し、青森・東京間も日帰りコースとなった。
世の中がグーんと狭くなったように感じる。

嘗て学生時代、岩手から札幌に向うのに、乗り継ぎを経て青森まで電車に揺られ、青函連絡船に乗っては、潮の流れの速い津軽海峡を大揺れに揺られながら半日がかりで移動したものだった。

船酔いするものだから、連絡船に乗り込むと直ぐに寝心地の良さそうな場所を確保しては直ぐに横になったものだった。
潮風に当たりながら、津軽海峡の勇壮な景色を堪能する余裕などなかったが、
今になって、「あの時しっかりと見ていればよかったのにな~」と後悔しているのである。