フォト短歌游々日記

日頃撮りためた写真に短歌を詠み、時には詩を作り、それらをコラボレートしたフォト短歌やフォト詩歌に、偏見や私見混じりのエッセイを添えたブログです。

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2012年05月

岩手県矢巾町から農免農道を南下し、平泉への帰りの途中、花巻辺りだったと思うが、西側に君臨し、雄大に聳える筈の奥羽山脈の山々を、すっぽりと覆い隠すかのように、まるで大鷲でも翼を広げているような雲の塊が横たっていた。 以前にも同じような雲を確認し、その翌日に
『磁場の狂いで無きにと願う』の画像

最近は毎日の朝仕事で、田圃の周りや畦道を草刈りしていると必ずや目に付くこのハルジオンだが、ある地域では「貧乏草」と呼んでいて、「折ったり、摘んだりすると貧乏になる」と言われているらしい。 私はほぼ毎日、草刈機械で有無を言わさず刈っている。 「その為に貧乏
『春紫苑』の画像

昨年度の岩手県選手権大会は、東日本大震災により中止となったが、昨日、2年ぶりとなる第23回岩手県パワーリフティング選手権大会並びに第26回岩手県オープンベンチプレス選手権大会が無事開催された。 当初は、震災から1年と2ヶ月、参加者が少ないのではと懸念されたが、蓋
『感謝』の画像

我が家の花壇では、チューリップやさくら草などが一段落し、アヤメや薔薇などが主役に取って代わり、間もなくすると百合やアジサイ、桔梗などの夏花が主役となる。 昨年の6月世界遺産に登録され、国の特別史跡、特別名勝にも指定されている天台宗別格本山毛越寺(岩手県平
『何れ菖蒲か杜若』の画像

先日の金環日蝕(この辺では部分日蝕)の折り、木漏れ日を撮影しようと杉林の中に入ったところ、これはと思える反映された紋様が見当たらず、時間的制約もあり、取り敢えず太陽に向けて何回かシャッターを切った。 事務所に持ち帰りパソコンで確認してみると、満足な写真は
『無明の闇』の画像

早朝の草刈り作業を切り上げ、犬の散歩がてら裏庭を一回りしてみた。 すると、手前のツツジ、直ぐ後ろのモミジとその奥に繁る柊の濃緑のコントラストが目に飛び込んできた。実に綺麗だった。 手前にある真っ赤に染まったツツジがそのままで、後ろのモミジが朱赤に染まり、
『初夏の主役』の画像

我が家の愛犬ロッキー(オス)も、散歩しているメス犬をじいっと見つめては暫く微動だにしなかった・・・。 今日は広報誌(一関市)の意見交換会の為、市役所を訪れた。 先日、このブログでもご紹介したとおり、昨年の12月1日号が2012年全国広報コンクール(市部)で見事
『飽かぬ別れに』の画像

新緑の季節、庭の片隅には真っ赤なツツジや釣鐘状の白い花「ドウダンツツジ」が一斉に咲き乱れ、目を楽しませてくれる。 朝、寝床から起き上がり、二階の部屋の窓越しにみるこの光景を眺めると、今日一日の始まりを感じる。 勿論、今の季節に咲き誇る花々も美しいが、晩秋
『にほえおとめのつつじばな』の画像

今朝は何時もよりも少しばかり早起きをして、田圃周りの草刈りをそそくさと済ませ、1987年の沖縄以来25年ぶり、しかも広範囲での確認が932年ぶりとなる、世紀の天体ショー金環日食をこの目で確認し写真に収めようと、汗を拭う暇もなくその準備に取り掛かった。 ただ、カメ
『天照らす天文ショー』の画像

当初、今日が我が家の田植え予定日だったが、急遽前日の土曜日に繰り上げ、幸いにも佳作入選を果たした第4回三好京三随筆賞の表彰式に出席することになった。 三好京三(子育てごっこで直木賞受賞、平成19年5月逝去)さんへの黙祷から始まり、NPO法人三好京三顕彰会の三浦
『子育てごっこ』の画像

予定より一週間遅れのお田植えが、絶好のお田植え日和にも恵まれ無事に終わった。 例年であれば、日没サスペンデットになってみたり、機械に不具合が生じたりと、何んやかやとあったりするが、今日は朝から実に快調であった。 と言うのも、毎年、奥州市水沢区の叔父、叔
『しかめっ面』の画像

岩手県南ではちょうど今が見頃?のハナミズキが、それ程多くはないが咲いている。一見するとヤマボウシに間違えやすい。 原産はアメリカで、1912年に当時の東京市長であった尾崎行雄が、アメリカワシントンD.C.へ桜(ソメイヨシノ)を贈った際、1915年にその返礼として贈
『薄紅色の花水木』の画像

岩手県金ケ崎町の一角に、この世の物とは思えぬ程綺麗で見事な、「絵も言えぬ美しさだ」としか言いようのない花の園が、長閑で牧歌的な田園風景と相俟って、まるで極楽浄土にでもいるかのような錯覚にとらわれる空間がある。 淡い日差しの下、柔らかな春風が肌に触れながら
『エデンの園』の画像

「田一枚植ゑて立ち去る柳かな」 これは芭蕉が詠んだ俳句だが、諸説色々あって、「旅の途中に疲れを癒すため、柳の下で日差しを避け、腰を下ろし、木漏れ日に身を包み、地元民が田一枚分植え終わるまで休んでいた」という解釈が一般的なようだが、もし私であれば、柳はやは
『さざ波』の画像

いよいよ、平成24年度、第一回目の草刈り作業が厳かに始まった。 少しばかり仰々しい言い回しだが、毎年この時期になると必ずやらねばならない恒例行事の一環、とも言える農作業の一つなので、気合を入れ直す意味でも、そんな、ちょっと堅い表現になってしまった。 早起
『命の繋ぐ萌芽の如し』の画像

当初は田植えの予定だった本日13日の日曜日、お田植えは一週間の延期となり、今日の田んぼ仕事は代掻き作業となった。 予想よりも風が強い一日だった為に、お田植え日和とは決して言い難く、結果的にはかえって良かったのかもしれない。風の強い日に植えるとどうしても活着
『ガンの飛ばし合い』の画像

昨夜、第2回目(最終回)の一眼レフカメラ基礎講座が開かれた。 今回の講義内容は、前もって提出した質問事項についての解説が中心だった。 私も、先日5月6日に撮影したスーパームーン撮影の失敗作を、データと共に提出し、その対処方法についてのご教示を仰ぐ事になった。
『鬱金香』の画像

桜が散り、初夏の様相を呈す陸奥の野山のいたる所に、濃い黄色の山吹の花が咲き誇っている。 我が家の庭先の木陰にも、満面に咲くその笑顔が、まるで鼓舞するかのように微笑みかけてくるように思えてならない。 季節の移ろいをじっくりと味わう精神的な余裕が、昨年来薄
『面影草』の画像

ハウス内の苗もだいぶ育ってきた。 そろそろ植え時だが、如何せん今年の田植えは予定よりも一週間遅れの今月20日に変更。 なかなか予定通りにはいかない。 そんな中、今日は大腸の内視鏡検査を予定通りに済ませてきた。 下剤の2Lは結構きつい。ビールの2Lならまだしも
『わか苗』の画像

昨日の投稿で、紹介忘れの「筍ご飯」のフォト短歌  今年はカメムシ(この辺ではジャゴと呼んでいる)の出現頻度が非常に高く、その対処も大変。 そんな事で撃退法などを別ブログで紹介>>
『筍ご飯』の画像

我が家の竹林(孟宗竹)にも、漸く旬の味覚、待望の筍が出始めた。 今年の味覚や如何に? 今朝の食卓には、この筍ご飯と、なめこの味噌汁にたらの芽の天ぷら、そして裏山に密生するミズの酢味噌和えやミズの浅漬けなど、私の大好物ばかり、お袋の手料理が所狭しと並んで
『天に突き刺す鉾の如くに』の画像

昨夜の満月は実に綺麗だった。 地球に最も近い満月「スーパームーン」と云われ、世界各地で写真に収められ、ネット上でその見事な姿が確認できる。 不肖私めの稚拙なカメラテクニックでも、まんざらでない写真が撮れたような気がする。 今月21日には、25年ぶりとなる金
『スーパームーン』の画像

災害時に兎に角必要なものは、「飲料水」「食料」「正確な情報」の3つだと云われている。 食べ物や飲み物は生きる上で最低限必要なものだが、東日本大震災を経験する事により、身近な情報の欠如による不具合をまざまざと味わった。 ブログ、FacebookやTwitterなどのSNSの情
『畏敬の念』の画像

5月としては記録的な大雨をもたらした今回の低気圧、ここ岩手県南も漸く雨脚が弱まってきた。 昨夜自宅に戻るなり、「田んぼの水が心配だからちょっと見回ってきてくれ」との親爺からの伝言がテーブルの上に置いてあった。 早速懐中電灯を右手に、傘を左手に持ちながら側
『北上川氾濫』の画像

平泉では、春の藤原祭りのメイン行事「源義経公東下り行列」が今日行われた筈。 地元にいながらにして一度も見た(幼稚園の頃一度だけ見たような記憶が微かに)ことがないというのはちょっと寂しい話だが、関係者でない限り地元というものはそんなものではないだろうか。
『波間に浮かぶ轍の跡』の画像

我が家の愛犬の名前はロッキー。 勿論、あのシルベスター・スタローンの映画の主人公の名前から採ったものだ。以前に飼っていた犬の名前も同じなので2代目ロッキーと言うことになる。 しかし先代のロッキーはメス犬だったため、名は体を表さなかったが、このロッキーは正
『恍惚の老犬ロッキー』の画像

「春の息吹」というよりも、初夏の息吹と言った方がよさそうなポカポカ天気が続くみちのくに、たらの芽が一斉に出始めている。 ものによっては、開き過ぎて天ぷら以外の調理方法では「難しいのでは」と思えるものもある。 「やはり一番の食べごろは」というと、何と言って
『春の息吹』の画像

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