農ケ喜クラブの楽しみの一つでもある会食会の会場は、当クラブの発起人である小原君と岩城君の推薦により、 本格イタリアンの店、農家レストラン「久理庵」さんとの事。 今後の農ケ喜クラブの会食会場も農家レストランという事で、岩手県内の農家レストラン全てを制覇する
2011年05月
民話の里
昨日、東日本大震災により延期になっていた農ケ喜クラブが、民話の里遠野市を会場に行われました。 農ケ喜(のうがき)クラブとは、岩手県立農業大学校が主催する農業入門塾(社会人向け・毎週土曜日のみ、約半年間)という農業実習体験があり、平成21年度の塾生OBがメイ
アルカディア
アルカディアとは、ギリシャ語で理想郷の意味。 昨年のちょうど今頃、北上市からの帰りの途中、渓流釣りの新ポイントを探そうとあちらこちらに車を走らせていたら、すっかり道に迷ってしまった。 果てさて、今いったい何処を走っているのかと周りをキョロキョロしながら車
私のオアシス
最近、田植えやら、草刈りやら、協会の書類やら、取材の原稿やらと、何かと忙しい毎日が続いている。 そんな事もあって、今日は少しばかりストレス解消を図るべく。 やはりストレス解消には「先ず喰う事だ」と自分流の解釈で、 北上市にある農家レストラン“さん食亭”と
生出演
「生出演」といいましても、私ではございません。 出演したのは、岩手県北上市立花にある農家レストラン「さん食亭」の高橋静雄社長です。 番組名はIBCラジオ“684いわてタウン情報” 昨日5月24日PM3:15~の生放送でした。 高橋社長は、東日本大震災発生以来、幾度
百代草
穏やかな ひざしの中の 百代草 ミツバチ渡る しゅを残さんと 早朝の草刈り作業をしていると、刈るべきか刈らざるべきか迷う場面が度々あるものだ。 その中の一つにこの小菊がある。 田植えが終わり、そろそろ草刈りが始まろうとしているちょうどその頃、 小菊た
新旧交代
田植えが終わり、いよいよお待ちかね(?)の草刈りシーズン到来。 我が家の草刈り作業一巡の期間は、休耕地を含め約1カ月間(父と2人で早朝約1時間の実労)程。 田植え時期の春から稲刈り時期の秋までの間、その草刈り作業を3度繰り返している。 そんな事で、シーズン中
青田に鳴く蛙
漸く田植えが無事に終わり、安堵の胸を撫で下ろし、精神的にもかなり楽になった。しかしながらそれも束の間、後は草刈り作業が待っている。 「貧乏暇なし」とよく言ったもので、兎に角やる事が次からともなく湧いてくるものだ。 ただ、愚痴は溢すまい。 今回の震災で、
新葉のもみじ
フォト短歌の内容とはまったく関係の無い話 ◆情けは人の為ならず よく耳にすることわざの一つに「情けは人の為ならず」というのがある。 ただ、この解釈を巡って、時代による社会情勢の変化に伴い、持つ意味合いが違ったものに置き換えられつつあるようだ。 その要因
田植え日和
今年の田植えは、東日本大震災の影響もあり、周りも遅れるのではないかと勝手に予測して、我が家ものんびりと構えていた。 しかしながら、気がついてみると、知らない間に我が家の田んぼだけが残っていた。 という事で、当初予定は明日の日曜日を予定していたが、天気予報は
静寂の朝
ここ数日、晴天の日が続き、辺りの水田では殆どが田植えを終えている。 震災の影響により、「皆遅れるだろうな」と思っていたが、気がついたら我が家の水田だけが残されていた。 予定では明後日の日曜日に田植えをするつもりだったが、予報は生憎の雨。 急遽、一日前倒し
山菜シーズンそろそろ終わり
今日も、本格的な山菜採りとは言い難いけれども、ちょっとした空き時間を利用して林道を走り、づかづかと路肩を歩きまわってみた。 去年の山菜日記を見ると、5月19日が去年の山菜採りの最終日となっていた。 流石に、5月の中旬を過ぎると、ゼンマイにしろ、ワラビにしろ、
ありし日偲ぶ
芸能界きっての読書家、児玉清(77歳)さんが、5月16日、先に他界された娘さんと同じ胃がんで逝去された。 また一人、惜しい人がこの世を去り、星となった。 ご冥福を心よりお祈り申し上げます。 児玉清さんと言えば、アタック25の司会者であり、「アタックチャンス」として
さつき空
昨日今日と、実にいい天気が続いている。 休みであれば、ドライブや釣りにでも行きたいところだが、その前に田植えをやらなければならない。 米農家にとっては、田植えが終わる事によって、「漸く春の農作業がひと段落ついた」といえるのである。 それにしても、何時も思うの
めんめんとして
五月晴れの下、田植え本番が終わり、機械で植えた後の植え直しをやっている光景が目にとまった。 今年は震災の影響で、この光景を確認できるのもだいぶずれ込んでいる。 我が家でも、未だに田植え本番すらも終わってはいない。 春の心地よいそよ風を受けながら、このノンビ
さざ波
昨日用事があり、出来なかった代掻き作業を今日無に事終える事ができた。 五月晴れのとてもいい一日だった。気温も上がり暑いぐらいだったが、時折吹く風が非常に心地よく感じたものだった。 作業も捗り、鼻歌交じりの快調なペースで進んだ。 昨日4・5年ぶりに訪ねてき
みずいろの雨
東日本大震災のチャリティイベントとして、 岩手県奥州市前沢区にある牛の博物館前特設会場にて、八神純子さんをゲストとする震災チャリティーコンサートが開かれた。 勿論、私も馳せ参じたものの、予定表の確認を怠った事や、千葉市在住の友人が急遽訪ねてきた事もあり、
迷犬よ何処に!
昨夜帰宅時に、何時もはシッポを振りながら、のこのこと迎えに来てくれる筈の迷犬… アッ失礼! 名犬?ロッキーが、一向に見当たらないのである。 車のライトの先には、微かにワイヤーと首輪だけが薄っすらと見えるばかりであった。 早速近くに寄り確認してみると、首輪も
3万人の涙
震災から2カ月が過ぎ、同じ被災地ではあっても、津波による被害や原発の影響を然程受けない岩手県南の内陸部では、電気や電話、水道などのインフラは既に復旧している。 またひと頃は、ガソリンを求めて6時間や7時間も並ぶといった不便さは、今はもう既になくなっている。ま
古希過ぎて
岩手県北上市に、第9回ジャパンオープンマスターズベンチプレス選手権大会(2011年2月大阪会場)に於いて、日本記録を樹立し、MⅣの部66kg級のチャンピョンに輝いた方がいる。 岩崎実(70歳)さんその人である。 記録も105kgと自己記録には及ばなかったものの、常日頃
命の強さ
一昨日の夜半、久しぶりにまとまった雨が降り、まさしく「干天の慈雨」となった。 何時もの年なら、連休中には代掻きか、せめて荒掻きぐらいは終わらせているところだが、今年は雨の量も少なく、結局連休中にはその作業までたどり着けないでしまった。 勿論、震災の影響もあ
リスとの出遭い
仕事の合間を縫って、ワラビを探しに林道を彷徨っていると、いきなり前方を横切る小さな生き物が確認された。 ネズミかと思ったら、道を横断して、路肩にある栗の木をスルスルッと駆け昇っていった。リスであった。 ちょうど、木の中間ぐらいに差し掛かった時、ピタッと急に
里ざくら
我が家の庭には、遅咲きの八重桜がちょうど見頃をむかえている。 今は亡き祖父の誕生を記念して曾祖父(故)が植えたものらしい。 祖父の誕生は明治42・3年だったと記憶しているので、おおよそ樹齢110年になるだろうか。 電線の邪魔になるといって、20年程前にかなり切られて
山菜の王
ここ岩手県南地方も、本格的な山菜のシーズン到来となった。 しかしながら、例年のようなウキウキとした気分になかなかなれないのも致し方なしである。 あれだけ多くの犠牲者を出した東日本大震災から、未だ2カ月しか経っていないのである。心の傷はそんな簡単に癒せるもの
世界遺産「平泉の文化遺産・小笠原諸島」ほぼ確定!
ここ平泉町では、念願だった世界遺産登録に大きく近づいた。というよりほぼ確定したといっても過言ではない。 本日行われたユネスコの諮問機関である国際記念物遺跡会議「イコモス」の決議の結果、4段階ある勧告(登録・情報照会・登録延期・不登録)の中で、登録との勧告
理想のリーダー
3月11日を境に、日本が大きく変わった。 想定を遥かに超越した未曾有の自然災害の脅威、原子力発電の安全神話の崩壊により、今迄何不自由なく平穏に暮らしていた生活にピリオドを打ったのである。約28000人もの尊い命が犠牲となり、多くの家屋が一瞬のうちに瓦礫と化し、生
天麩羅すがた
ここ岩手県南部では、たらの木には芽が一斉に吹き出し、丁度いま食べ頃をむかえている。 ただ残念な事に、林道を歩きながら探してみると、芽の部分のみ採取すれば良いのだが、カマやナタで茎の部分から切り取って持ち帰る人達が増えているようだ。 正しい採取方法について、
瓦礫撤去
東日本大震災の悲惨な体験をする事により、日本全体が「自分に何かできる事はないか」、「支援や奉仕活動をやりたい」という慈愛の心で溢れているようだ。 陸前高田市のボランティアセンターには、5月連休の最終日にも係わらず、多くのボランティアの方々が日本各地から集ま
カタクリの里
二日程前、空いた時間を利用し山菜の出具合を確認しようと山道を歩いていた。 すると後の方から私を呼び止める声が聞こえてきた。 「すいません、この辺にカタクリの群生地があると聞いてきたんですがそれは何処ですか」と訛り一つない標準語で尋ねられた。 ゴールデンウィー
クチクラ
世間一般的には春の行楽シーズン、ゴールデンウィークに入ったが、米の生産者にとっては一番忙しい時期。 例年この近辺ではちょうど田植えの真っ最中なのだが、今年は東日本大震災により、若干遅れているようだ。 我が家でも、約一週間ずれこんでおり、何時もなら荒掻き、
山と渓流
3月11日に東北地方太平洋沖を震源とするマグニチュード9.0、嘗て経験した事のない大地震に見舞われ、特に沿岸部では津波による多くの犠牲者が出た。 また、我が家の母屋の一部、蔵などの漆喰、門などにはかなりの被害を被った。 また、震災により多くの犠牲者や被災された