「師走の空~」と詠んでしまったが、今日は未だ霜月だった。 霜月と詠んでしまっては1字字余りになる。 短歌は、5・7・5・7・7と31文字の五句体の歌である。 しかしながら、最近の傾向は字数に拘る必要が無いと言われているようだ。 これは、プロレタリア派の出現により
2010年11月
生生流相
昼下がり、水鳥たちがのんびりと、悠然と泳いでいた。 静かで、ゆったりとした時の流れを感じながら、暫らくの間、彼らたちの様子を窺いながら立ちつくしていた。 「生生流相・命命転相」と、趙雲が諸葛孔明を慰めて言ったとされる言葉を思い浮かべながら…。 ◆お詫び
男の背中
昨日、FP協会一関支部による今年最後の勉強会と忘年会が行われた。 続きはこちら>> http://www3.atword.jp/wildpower/?p=1763
古木の椈
来月の16日、北上市の日本現代詩歌会館で行われている短歌実作講座が最終日をむかえる。 その際に添削をして頂く短歌。 下の句の第5句「肌にさしぬる」を「肌に冷たし」と詠んで提出したが、果たしてどんな添削結果になるのだろうか、楽しみである。 写真に映っている
赤とんぼ添削編
北上市の日本現代詩歌文学館に於いて、篠弘先生(館長)指導による今年2度目の「短歌実作講座」が開催された。 予め2首の短歌を提出しておいたのを、その作品に対する添削形式の講座となる。 元歌 「渓に舞い ふと立ちつくす 赤とんぼ 我を待ちいる 乙女の如く」
秋の日盛り
日盛りとは夏の季語だが、陽光降り注ぎぽかぽかと暖かい一日だった。 空には、巻雲(別名すじ雲、絹雲、しらす雲など)が涼しげに泳いでいた。 その時々に応じて千変万化する自然の景色は、もう二度と現れる事はない。同じ景色を決して見られるものではない。正しく一期一
住処いずこに
奥州市の西、焼石岳の山間(やまあい)に胆沢ダムの建設が急ピッチで進められている。 我が国最大級のロックフィルダム(岩石や土砂を積み上げて建設する型式のダム)として建設途中だ。 ダム建設可否の論議については、あえて触れないようにしたいが、何れにしても物凄い
長閑なり
素晴らしい快晴の1日だった。 一関市の北東部に、東に南に蛇行しながら流れる北上川が流れている。 その川を挟み、左岸右岸合わせて1.450haの遊水地が広がっている。 その遊水地のあちらこちらに、南方へ向う途中の羽休めや、此処で越冬する白鳥たちが、こうして、長閑な
木小屋と銀杏の老木
我家の所有ではないが、近所のイチョウの古木が紅葉真っ盛り(すこし遅い)である。 左手前に少しばかり見える小屋は、稲刈りを済ませた稲束を、自然乾燥する為のホニォなどを保管する為の「木小屋」が見える。 こうして見てみるとなかなか風情があって妙に心が和んでくる
合縁奇縁
この写真は奥州市胆沢区小山地内、農免農道脇の待避所にある東屋の風景だ。 農免農道を通る度に、度々此処で用を足したり暫し休憩したりと有難い場所である。 秋の紅葉シーズンになると、 必ずといっていいほどこの景色を写真に収めている。 東屋もかなり年季が入ってき
白壁と朱赤
紅葉の季節もいよいよ終わりが近づいている。 名残惜しむかのように庭の紅葉をじっくり眺めていると、土蔵の壁と、ドウダンツツジの葉裏の朱赤のコントラストが、何とも言えぬ色合いとなって目に止まった。 紅葉狩りしかり、新緑の撮影しかり、雪景色しかり、わざわざ車を
まろやかブレンド
地元岩手県一関市にも、美味しいコーヒー豆店(喫茶店ではない)があった。 住所:岩手県一関市桜木町8-7 電話:0191-26-0004 全国発送もするそうだ。 詳しくは http://www3.atword.jp/kome111/2010/11/18/%E9%A6%99%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%82%8D%E3%82%84%E3%81%8B
冬来
今朝は一段と冷え込みが厳しくなった。 犬との散歩の途中、草一面に霜が降りていた。そこに朝日が反射して眩しかった。 冬到来か。 今年の秋は短かい。 激暑続きの夏が秋にずれ込み、冬の到来は例年通りとあれば、私が一番好きな「食欲の秋・収穫の秋・キノコの秋」は
枯れ葉散る
秋も深まり、今朝はかなり冷え込んだ。 とは言え未だ池に氷が張る程寒くはないが、じきにそうなるだろう。 最近ブナ枯れが多く目立ち始めているらしい。 何やら原因は「虫」らしいが、今年の枯れはちょっと違うのではないかと私は思っている。 今夏の激暑、猛暑、極暑
満天星躑躅
庭先にある満天星躑躅(ドウダンツツジ)も、真っ赤に染まり我家の庭を彩っている。 このドウダンツツジの真っ赤な葉っぱが、色あせ始めると同時に、本格的な冬の到来を予感させるのだが、それはそれで、枯れる事の美しさや、一抹の侘しさに対して、侘寂の境地に至り楽しむ
温故知る
今日は民区の敬老会があった。 当祝者代表の挨拶では、戦争当時のお話もあり、命からがら帰国出来たその時の様子や、こうして90歳まで生きながら得た事に感謝し、涙しながらのお話には、胸の詰まる思いで耳を傾けたものだった。 戦争の悲惨さや惨さ、惨劇や修羅場を現実に
母と娘
松尾芭蕉が愛弟子の河合曾良一人を連れて、この地奥州平泉(岩手県平泉町)に訪れた際に、「夏草や 兵どもが 夢の跡」と詠んだ。 文治5年(1189)4月、泰衡に急襲された義経は、平泉町にある高館で妻子とともに自害した。 それから丁度500年後の元禄2年(1689)5月、
哲学を持て
TPP(環太平洋経済連携協定)の問題が物議を醸している昨今、 経済の発展をとるか、農業の再建を優先するかで議論が分かれるところだ。今後の日本の方向を決める上で、国としての根幹となる重要な案件である。 慎重に進めてもらいたい。 もし、TPP協定を結ぶ結論が出たと
秋がれ
久々にフォト詩歌更新。
山もみじ
仕事の合間をぬって、奥羽山脈の一つ焼石岳の中腹付近にある「つぶ沼」を訪れてみることにした。 里の紅葉は今が最盛期だが、流石にこの辺に来ると紅葉の盛りはとっくに過ぎていた。 今から30数年前の高校時代、このつぶ沼近辺には友だちと自転車で何度か来た事がある。渓
浄土が池のもみじ
紅葉の色と言えば、やはりこの淡褐色(飴色)が一番よく似合う。 情熱的であり、まるで恋のようだ。 秋になるとパッと燃えあがり、やがて冷めたように散って行く。 儚さを感じる。 ただ、その儚さがあるからこそ愛しいと感じるのだろう。 毛越寺の秋2010(フォト短歌
どんぐり拾い
岩手県平泉町は、今が紅葉の最盛期でり一番美しい時期。 そんな毛越寺の前にある観自在王院跡史跡公園には、近くの小学生たちが、野外学習授業の一環?である「どんぐり拾い」に来ていた。 毛越寺の秋2010(フォト短歌含む)YouTube http://www.youtube.com/watch?v=FX
フユノハナワラビ
フユノハナワラビが一輪、といっても未だ蕾のようだが、間もなくすると金色で粒状の花が咲くらしい。 秋になると芽が出て、春になると枯れることからこの名前がついたとのこと。冬になると殆どの動物や植物は穴にもぐって冬眠したり、種だけを残し枯れて土となる。 しかし
もみじ舞いおる
今日の毛越寺も、観光客で賑わっていた。 紅葉の季節、色とりどりのコントラストが、古の歴史を知る大泉が池を囲み、浄土の世界を表現したと伝わる浄土庭園に秋の彩りを添えてくれる。 ノスタルジックに浸りながらも、何とも優雅で麗しい時の流れを感じさせてくれる空間で
静かなり
北上市内にある「詩歌の森公園」では、紅葉が最盛期である。 整備の行き届いた芝生の周りには、赤や黄色、緑の色鮮やかなコントラストが得も言われぬ美しさを呈している。 北国の秋は短い。あれよあれよという間に白銀の世界へと変貌するが、そのほんの少し前に、一年の内
あかもみじ
岩手県平泉町の毛越寺では、紅葉の本格的なシーズンを迎えている。 おそらく、来週の中盤(11月10日)以降から最盛期を迎えるのではないだろうか。 勿論、今でも緑の葉っぱと黄色の葉っぱ、そしてこの赤色とのコントラストやグラデーションを十分に堪能できる。 是非、観
一歩前
イメージという概念には、固定観念という偏見からもたらされたりする概念がある。 その概念の中で、汚い場所という固定観念の中に便所という言葉がある。 便所という言葉のイメージが、汚い場所というイメージが湧いてくる経緯の中には、長い間利用したり接することにより