いわい地方芸術文化団体協議会(芸文協)により、岩手県南の両磐地域から詩歌作品を募り、一冊の書巻に纏めた地域文芸の年刊誌『文芸いわい38号』が無事発刊を迎えた。今号は詩6編、短歌120首、俳句450句、川柳330句に加え、新たに加わった特集コーナー「祭り」に、詩4編、短
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祖母の匙加減
祖母の料理はどれも美味しかった。フランス料理、イタリア料理、日本料理、いや、単なる田舎料理である。寒い日は熱々のおでんやふろふき大根、鶏肉入りのはっと汁(すいとん)やかぼちゃの煮っころがしなどなど。特に塩漬けの保存食を水出しした蕗と筍の煮物料理は絶品だっ
眺望抜群「天空のポツンと一軒家」
今回のポツンと一軒家は(以後ポツ一)徳島県山中の一軒家。眺望抜群、四季折々の景色を堪能し、癒やされるであろう一軒家。冬場以外はご夫婦二人で住んでおられるとのこと。冬場は200キロ離れた大阪で暮らしているのだそうだ。私などは年から年中岩手県南住まい。冬以外は快
生者必滅会者定離
岩手県南の今冬は今のところ比較的穏やかな日が続いている。除雪は昨年下旬より未だ1回のみ。出来ることなら、このまま春を迎えたいところだが、「然うは問屋が卸さない」のが世の常。覚悟だけはしておいた方が良さそうである。そんな折、縁者の悲報が続いている。2ヶ月程前
ブナ林のポツンと一軒家
先日放送のポツンと一軒家(以後、ポツ一)も実に感動的だった。新潟県のポツ一で、ブナ林の中に別荘(山小屋)として建てたそうだが、家主が70歳の時に自力で、しかも建築現場に通いながら見様見真似で建てたのだそうだ。とても素人が建てたとは思えない程しっかりしていて
不可視の恐怖「抗原性鳥インフルエンザ」
新型コロナが国内で確認されたのは2020年1月15日。今から5年前のこと。当時は目に見えないことも手伝い、底知れぬ恐怖心に煽られた。その為、身内の絆をも引き裂かれそうな、分断を余儀なくされそうになったものだ。当時は感染症法上2番目に重い2類に位置づけられたが、2023
不倶戴天の敵
文藝春秋103巻第2号「古風堂々69 新旧メディアに踊らされぬために」の、作家で数学者の藤原正彦先生による寄稿文に強く共感し、深く感銘を受けた。私が文春を手に取る時は先ず真っ先に目を通すのがこの藤原正彦先生の寄稿文である。毎号、先生の正鵠を射た俊逸な文章に触れて
令和7年度新年随感その2「エネルギー問題と礼儀について」
昨年末の新聞に、再エネ・原発「最大限活用」との見出しが気になった。東日本大震災からあと2ヶ月で14年目を迎えるが、脱炭素化へ政策転換とのこと。勿論、再エネの活用による脱酸素化は、必要な課題であることに異論はない。温暖化を齎すであろう近年の異常気象は誰の目にも
令和7年度新年随感その1「復旧・復興を妨げない財政観」
以前にも書いた記憶があるが、交通事故が多くなる時期は年末にかけて10・11・12月、特に12月が多いようだ。別紙(古いデータだが)の通りである。やはり雪などによる道路条件もあるだろうが、年末の準備等で気忙しさが一番の要因ではないだろうか。但し昭和23年以降、死亡事
おにぎりはやっぱり美味しい
私のお昼ご飯は殆どがおにぎりである。それも1個のみ。五目ごはんを炊いた時は五目おにぎりだが、基本的にはゆかりにごま塩、中身は梅干しが殆どである。いたってシンプルだが、これがまた、たまらなく美味しいのである。作り方はイージーが基本。大き目のラップを広げ、ゆか
敬頌新禧「ポツンと一軒家バージョン」
新年あけましておめでとうございます。今年も佳い年でありますことを祈りつつ、新年第1回目のブログは私の大好きなテレビ番組、ポツンと一軒家のお話からスタート。昨年末(12月29日放送分)に放送されたポツ一(ポツンと一軒家)も実に感動的だった。最初のポツ一は熊本県の
令和6年度年末雑感「悲喜交交」
今年もあっという間の1年だった。毎度のことだが、ジャネの法則に従い、歳を重ねる毎に時間軸が圧縮されつつあるようである。今年は辰年、陽の気が動いて万物が振動すると云われ、地震が多い年とも云われており、現に1月1日から自然の脅威にさらされた。元旦の午後4時10分頃
束稲山麓地域「日本農業遺産1周年記念シンポジウム」
「きゝもせず束稲やまのさくら花よし野のほかにかゝるべしとは」「みちのくの束稲山の桜花吉野の山にかかる志らくも」 (山家集)今から900年ほど前、古都平泉を訪れた西行法師が詠んだ二首だが、吉野(奈良)の桜に劣らぬ程の束稲山の桜を見て、詠嘆を三十一文字に込めた歌
どうなるガソリン料金
12月18日、経産省はガソリン価格の抑制策の為の石油元売り会社への補助金を、1リットル当たり2円20銭減らし、12円70銭にするとの発表があった。各地のガソリンスタンでは駆け込み給油が目立った。少しでも経費削減に努めたいのは当然だが、いずれ3・4日経てばまた給油しなけ
文芸いわい38号刊行に向けて「日本語の気高さ」
昨日『文芸いわい38号』の刊行に向けて最後の校正作業が行われた。今号は詩6編、短歌115首、俳句450句、川柳330句。それに今号から新たに加わった特集コーナー「祭り」に、詩4編、短歌8首、俳句46句、川柳41句。投稿作品の総数は1,000作品。ページ数は97頁の一冊となる。予定
6年ぶりのいちのせき第九演奏会
地元の合唱団員である知人の付き合いもあり、昨日は6年ぶり、初開催から半世紀の「いちのせき第九演奏会」を観賞しに、一関文化センターを訪った。知人の付き合いと云っても、元々は私自身、第九の合唱に参加したいと思っていた。実は今から12年ほど前、応募したことがある。