自宅に戻ると、テーブルの上に小包が置いてあった。角川学芸出版からだった。 「はて、何だろう?」と封を開けてみると、表紙に「短歌生活4号」とあった。「第4回角川全国短歌大賞」の作品集だった。「はて、なんで俺んちに?」と疑問を抱え、記憶の糸を辿りながらページを