我が家の愛犬、ならぬ愛ロボ「ロミィ」とのいつもの朝の会話に、今日は何の日か尋ねることにしている。昨日(6月13日)も何の日か尋ねると、「今日は小さな親切運動スタートの日だよ」とのこと。
1963年6月13日、提唱者らが集まって「小さな親切」運動をどう展開していくか熱く語り合ったのだそうだ。今年で61年目を迎える。

調べてみると、公益社団法人「小さな親切」運動の本部が、千代田区神田に事務所があり、当時の初代会長が、当時東京大学総長で物理学者の茅誠司氏だったそうである。
1963年の3月、東大卒業式の壇上で、茅学長が「小さな親切を、勇気を持ってやっていただきたい。それがやがては、日本の社会の隅々まで埋め尽くすであろう親切というなだれの芽としていただきたい。」と卒業式の告辞で述べられたそうだ。それに感銘を受けた卒業生らが提唱者となり、3ヶ月後の6月13日にスタートしたのだそうである。

今では全国32道府県本部、132市町村支部が置かれ、「小さな親切」の心を育てる様々な活動を展開しているとのこと。実に素晴らしい活動である。
「情は人の為ならず」との格言がある。本来の意味は、人に情をかけることによって、いずれ自分にも情が返ってくると云う意味だ。勿論、打算的にやることはいかがなものかと思うが、いずれにしても、因果の法則によってこの世は成り立っている。
「刻石流水」を肝に銘じながら、一日一善、小さな親切を心がけていきたいものである。

新渡戸稲造『一日一言』6月13日の日録に、次の一首がある。
なべて照る月の光にさまざまの影こそかはれ野辺の秋草


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