今から2年ほど前の2020年当時、ガソリン価格は1㍑当たり120円台だった。
それ以前は1㍑当たり100円前後の記憶もあり、ガソリン価格の平準価格は1㍑当たり120円前後が適正価格だと認識していた。
ところが、ウクライナ危機などにより一気に原油価格が高騰。政府は暫定措置として石油元売り会社への補助金制度を立ち上げた。今月末迄に、大凡で総額1兆9000億円の補助金を石油元売り会社に出すことになる。

勿論その影響もあってか、多少なりとも消費者価格は抑えられ、1㍑当たり170円前後で推移してきた。
しかしながらその値段では、平準価格からは遥かに高いと云わざるを得ない。
ところがそんな現状を尻目に、補助金制度自体が今月末に期限を迎えようとしている。
政府は段階的に引き下げていく方針のようだが、ただでさえ、石油会社への補助金制度だけでは、我々一般消費者にとっては若干の恩恵のみ、としか感じられない。

コロナ禍のもと、コストプッシュインフレにより、日常生活が窮状にあるなか、更なる負担増は本当に厳しいと云わざるを得ない。
特に我々地方に住む者にとっては、移動手段をマイカーに頼らざるを得ないだけに、かなりの痛手となる。
トリガー条項の一刻も早い凍結解除や、二重課税であるガソリン税廃止等々、貨幣感をしっかりと正して頂き、政府は国民の為、延いては国家の為にも利他愛を持った政策を断行していただきたいものである。

話題は逸れるが、来年の稲作用肥料の注文書を見て驚いた。
ロシアのウクライナ侵攻に伴い、ある程度の値上がりは覚悟していたものの、まさかこれ程までとは思わなった。
そのことに対する支援策や助成云々の話などは一向に聞こえてこない。
トリガー条項問題やガソリン税もそうだが、国民を蔑ろにする政治はいかがなものであろうか。


popo2022






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