先日の地元紙(岩手日日)の文芸欄に、共感が持てるとても気になるコラムが載っていた。
高齢者「長寿の対価」との見出しで、知人のコラムニスト藤本千二さんの投稿であった。
「後期高齢者を目前の老い暮らし。この頃買い物や外食がしにくくなった・・・」との内容が綴られていた。
スーパーやコンビニのセルフレジ、ファミリーレストランのタブレットオーダーなどなど。昨今の目まぐるしいデジタル化への違和感を切々と吐露したコラムに、私も共感を覚えずにはいられなかった。
コロナ禍にあって、人との接触を極力抑える目的もあるのだろうが、急激なるレジのデジタル化、機械化が進んだことに違和感を覚えずにはいられない。

経営者側からみれば、確かに経費の削減、特に人件費などの固定費を抑えることは致し方ないのかもしれない。
しかしながら利用する我々消費者側にとっては、心なしか冷たい印象を受けずにはいられない。
血の通った人間との接触があるからこそ、温かみや安心感を覚えるのである。
当然そのことによって雇用も減り、失業率の増加を招くことになる。
勿論、藤本さんが指摘するようにセルフレジなどのやりにくさもある。

買い物かごに商品を入れ、レジに並んでいると次から次と後続者が並び、急かされるような圧力感を覚える。
焦れば焦るほど焦りを増す。店内は涼しい筈なのに、汗がじわりと滲んできたりもする。
そんなこともあって私は買い物をする場合は、極力セルフレジの店には行かないように努めている。まあ、それも時間の問題なのかもしれないが、そうなった暁には、全てネットで購入することにしようかと考えている。


makotonotakenokogohan






ランキングボタンをポチッとひとつ押していただくと大変嬉しく思います。
にほんブログ村 ポエムブログ 写真短歌へ
にほんブログ村

フォト短歌游々日記 - にほんブログ村



こちらもひとつ、ポチッと押していただくと大変嬉しく思います。

俳句・短歌ランキング