私が所属する地元短歌会「游の会」のアンソロジー年刊誌『游17号』が出来上がった。会員9名による歌稿18首/人と、ひとり一編のエッセイ、合わせて48ページの小冊である。
表紙などに3作、2018年11月20日黄泉に旅立たれた千葉利英さんの剪画を奥様の許可を得て掲載させていただいた。
千葉さんは生前、「游の会」の会長であり、短歌や剪画(切り絵)、写真やハーモニカなど趣味も多く、実に多才な方だった。特に剪画は、2015年の日本剪画美術展に於いて日本剪画大賞(最高賞)を受賞している。
前回のブログでも紹介したが、一関市舞川市民センターに寄贈された行山流舞川鹿子躍を描いた作品など、数多くの見事な剪画作品を残している。
『游17号』の表紙として採用させていただいた、世界平和、世の安寧を祈願し読経する禅僧の後ろ姿を描いた作品は、私の事務所にわざわざ持参され、頂戴したものである。

詠草より一人一首紹介(あいうえお順)
・ご詠歌を唱えご加護を願いおり地蔵尊の帽子前掛け替えて        (石川千恵子)
・草むらとなり残してやひらいずみ平安の風今も流るる          (伊藤英伸)
・娘(こ)を亡くし卒寿の吾は生きる術目標もなき老い身悲しむ        (小野寺妙子)
・山頭火詠みけることがわが思ひ「どうしようもないわたしが歩いてゐる」 (佐藤怡當)
・言いつのる言葉を胸に帰りきてベートゥベンの「英雄」を聴く      (佐藤峰子)
・病む娘にと花の絵手紙画いてみる雨にぬれてる紫陽花ひとつ       (千葉貞子)
・サワサンの火葬の箱は小さくて膝上にあり抱きしめて泣く        (千葉泰子)
・「朝ごはんは?」「ちゃんと起きたの?」「洗濯は?」つい聞く私に「もう切っていい?」 
                                   (照山れい子)
・潮騒を我が耳にする安波が丘に加藤克巳の歌碑は建ちおり        (畠山和宏)

『游17号』は非売品の為、市販されてはいないが、北上市の日本現代詩歌文学館や岩手県立図書館、一関市立図書館などで閲覧できる。
短歌「游の会」では会員を随時募集している。ご興味のある方は游の会紹介コーナーをご覧いただきたい。


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