一昨日の春分の日、お彼岸の墓参りを済ませた後、その足で奥州市水沢区のめんこい美術館に、絵画やブロンズ彫刻、陶芸作品などが展示されている第11回北展に行ってみた。
応募作品の殆どが力作揃いの絵画だが、それを知らなかった私は昨年の第10回北展にフォト短歌とフォト詩歌を出品し、赤っ恥をかいてしまった経験がある。
ちゃんと調査をしてから出すべきであったと、後で深く反省したものだった。勿論今回は出品を控えた。
そんなこともあり今回は気軽な気持ちで館内をじっくりと見て回れた。
流石に受賞した作品には迫り来る迫力があった。作品には作者の思いや感情がぎっしりと凝縮されているようだ。どれをとっても労作であり力作揃いであった。

ひと通り、感心しながら一点一点丹念に眺めていると、受賞作ではなかったものの、目が点になる秀作が目の前に現れた。
絵画には色んな技法があるのだろう。絵心もなく、絵画の創作経験が殆どない私には知る由もないが、油絵に和紙を融合させた作品のようだった。
中尊寺の金色堂を画題に、初冬の雪景を描いた作品のようだ。
真っ白な雪をイメージさせるのに、真っ白い和紙を使っているようにも見えたが、実のところはよく分からない。それにしても本当に見事な出来栄えである。
最近入会した地元短歌結社の先輩に、実に見事な切り絵を作る方がおられるので、今度の歌会でその技法などを伺ってみたい。

第11回北展
会場:めんこい美術館
住所:〒023-0003 岩手県奥州市水沢区佐倉河東広町1?4
電話:0197-22-5935
展示期間は3月29日迄、開場時間は午前9時~午後4時30分。火曜日は休館。入場無料。


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