「家庭の料理、それは素人の料理であるけれども一家の和楽、団欒がそれにかかわっているのだとすれば精一杯のまごころ料理になるのである。味噌汁であろうと、漬けものであろうと、なにもかもが美味い」とかの北大路魯山人が云ったように、家庭料理に勝るものは無いと私も思っている。

晩秋の風物詩とも言える大根の天日干しが、田舎ではあちらこちらに見受けられる季節となり、これから寒い寒い冬を迎える準備に取り掛ろうとしている。
勿論我が家もその例外ではない。

たくあんと言えば私のみならず殆どの人が、「好きだ」或いは「大好きだ」と答えるのではないかと思えるほど、言わずと知れた副菜、漬物の代表的存在だが、私などは後者の大がつく方であり、それと納豆と味噌汁、天日干しの白米さえあればあとはもう何もいらない。
たくあんは米糠と塩で漬け、風味付けに昆布や唐辛子、柿の皮などを加えるのが一般的だが、地方によっては新香巻やいぶりがっこなど、色んな漬け方や呼び名がある。

近年我が家では一般的な漬け方以外にも、ビール漬けに嵌っている。
決して長持ちはしないが、暫くはその絶妙な味加減と、パリパリといった歯応えや食感が堪能できる。

ビール漬けの作り方参照 ⇒ 毎日の料理を楽しみに クックパッ




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