午前中は一関市厳美町本寺にある骨寺荘園交流館研修室にて、一関市FP協会主催、葛西五郎講師による「贈与税のしくみ」などの有意義で非常に為になる講義を受講し、昼食は当館「若神子亭」にて、ご当地名物の「南部一郎かぼちゃ」をねりこんだうどん付きの特製弁当を頂戴した。

迂闊にも、時間に追いやられていた所為?もあって、撮影するのをすっかり忘れてしまったが、特に「南部一郎かぼちゃうどん」は、見た目もカボチャ特有の黄色味が薄くのっていて、コシは強めで程よい甘さ、舌触りや喉越しが良いとても美味しいうどんだった。

本来であれば、昼食後に骨寺荘園交流館学芸員さんによる、「骨寺村荘園遺跡と文化的景観」と題した講義並びに荘園遺跡の見学会があったのだが、ユードームを会場に今日と明日の2日間、一関地方産業まつり農業祭があり、釣りや山菜、キノコの師匠でもある吉田さんが、釣り仲間らと共に「岩魚焼き」を出店し、岩魚や山女魚など、岩手県南河川への放流資金を捻出すべく頑張っておられるとのことで、その陣中見舞いに行く約束をしていたこともあって御暇することになった。

後ろ髪を引かれる思いで一路一関地方産業まつり農業祭会場へ。
先週の一関産業まつり商業祭同様、大勢の人で賑わっていた。
各農家自慢の野菜や果物の品評会や、自慢の料理を振る舞う出店には沢山の人が入れ替わり立ち替わり訪れ、皆さんの胃袋におさまっていく。凄い量だ。

ただぐるっと見回して非常に残念に思ったことは、天然きのこの出品がなかったことだ。
昨年来、原発事故に伴う放射能の拡散により、土や樹木の養分を目一杯に吸収するキノコのセシューム濃度が上昇し、販売の自粛を迫られているからだ。

「岩魚焼き」の手伝いに来ておられた吉田師匠も、昨年今年と、お互い格別に楽しみにしていた山菜やキノコ採りなどのアウトドアライフ、或いはフィールドワークへの意欲が薄らいできていることに、一抹の寂しさを感ぜずにはいられない。


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