10月も中盤に入り、ここ最近は秋晴れにも恵まれ、稲刈りが順調に進んでいるようだ。機械乾燥を終えた玄米がのべつ幕無し、ひっきりなしに検査場に寄せられている。
そんな中、今日も今秋5回目となる「米の品位等検査実習」に行ってきた。
JAの広い大きな倉庫には、検査を終え、等級印(殆どが1等米)が押された米袋が幾重にも重なり、山のように積み上げられている。
実に壮観だ。

あと幾日か、或いは数ヶ月後かは分からないが、このお米たちの行き先(買い付け先)が決まるだろう。
米農家の方々が、膝や腰の痛みに耐えながら、汗水垂らしながらも「美味しい米になんなさいよ」と愛情を目一杯に注ぎ込み、必死になって育てたお米が無事に消費者の下に届き、「今年の米は特に美味しいね」と喜ぶ顔が見たくて、老いた身体に鞭打ちながらも、皆さん頑張っているのではないだろうか。

昭和37年をピークに、日本における米の消費量が半減している。
しかしながら世界の動向は、日本のそれと反して生産量が増えている。
ということは当然消費量も増えているということである。
世界で一番美味しいと云われる日本の米が、これではジリ貧となり衰退の一途を辿るばかり。
世界に向けて、米の輸出は大いに結構だが、自給率を上げるうえでも、もっともっと「お米」を食べて頂きたいものだと思っている。

「元氣」の氣は米からもたらされたもの。
震災などで日本全体元氣のない今、沢山たくさんお米を食べて、元氣な日本になって頂きたいと心から思うばかりだ。


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