今朝は雲一点もない秋晴れの空が、岩手県南の上空に広がっていた。
その澄み切った空気の中を、一羽の鳶が悠然と飛び回り、まるで音無しの構えをした居合の達人が、音もなく真空をスパっと切り抜くかのような鋭さで旋回し、気流に乗りどんどんどんどん上空へと上がっていった。

この澄み切った空気、晴れ渡った秋の好天が何時まで続くのだろうか。
20日程前に稲刈りが終わり、「ほんにょ」に掛け天日干しにしてあった稲の脱穀を、一週間後の日曜日に予定しているが、「それまではせめてこの好天が続いて欲しい」とただただ祈り、運を天に任せながら決してやきもきする事なく、泰然自若としてその時を迎えたい。


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