岩手県金ケ崎町の一角に、この世の物とは思えぬ程綺麗で見事な、「絵も言えぬ美しさだ」としか言いようのない花の園が、長閑で牧歌的な田園風景と相俟って、まるで極楽浄土にでもいるかのような錯覚にとらわれる空間がある。
淡い日差しの下、柔らかな春風が肌に触れながら水面にさざ波を作り、畦の芝桜やさくら草の花々に息を吐きかけ、どこかへと消えていった。
素晴らしい眺めである。

実は昨年も訪れていて、別ブログ(タイトルはアルカディア)で紹介させてもらったが、丁度その時はお留守のようでご挨拶が叶わなかった。
次に来る時は是非とも挨拶をした上で、母屋を入れた全体像を撮影したいと思っていた。
漸くその願いが叶い、無事承諾を得て全体を撮影させて頂く事となった。

「庭を見れば、そこに住む家人の性格や品格のおおよその察しがつく」と誰かが云っていたが、
ご挨拶にお邪魔した時、快く対応して下さったご年配のご婦人の優しさは、推して知るべしであった。


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