震災でなぎ倒された陸前高田の松を使い、USBメモリの柄やケースなどに加工する作業も大詰めを迎えている。発売迄あともう一歩というところまで来ている。
依頼を受けたホームページ作成も、販売する商品の完成を待って、ショッピングカートの設置や最終的なコーディングに取り掛かろうと思っている。
乞うご期待!

昨日は、作業する様子や商品の撮影など、取材を兼ねての製作者である千葉さんの工房を訪ねてみた。
製作の方も順調にきているようで、最後の仕上げに取り掛かるところだった。
材料となる高田の松は、沿岸の強い浜風や風雪に耐え、年輪もかなり細かく、材質もかなり頑丈のようだ。
その点作業はかなりしづらそうだが、仕上がり前とはいえ実に美しく、更には木の温もりが伝わってくるようだった。

木の温もりといえば、工房の二階が休憩室になっていて、ちょっと拝見させて頂いたが実に居心地の良い空間だった。
古民家の持ち味を思う存分引き出していて、黒炭を塗った梁や柱をそのままむき出しにして、
高い天井からぶら下がる照明には淡い光を演出する為に和紙で覆い、
階下の作業場から屋根に向かう一本の薪ストーブの煙突が通っていて、その奥の休憩室には、休憩にはお誂え向きのオーディオ設備が整っていた。
これで落ち着かない筈がない。
正しくそこには癒しの空間が確実に存在していたのだった。

そんな訳で、少しばかり癒しを味わいながらも、相変わらず忙しい充実した一日を謳歌させてもらった。

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