年初めの行事である元朝参りには、ここ数年来冬休みで帰省する学生の息子と二人、昨年世界遺産登録となった平泉の毛越寺を皮切りに、地元舞川にある学問の神様菅原道真公を祀る菅原神社、そして近所の安部家裏山に鎮座するお稲荷様、その後一眠りした後、我が家の裏山に祀ってある伊藤家の氏神様と、参拝ルートは何時もながらの恒例となっている。

ここ何年かは、ダイナマイトで昂奮した後に直ぐさま車に乗り込み一路毛越寺へと移動したものだが、普段あまりテレビや新聞のテレビ欄を見ない所為か、ダイナマイトが無い事を全く知る由もなかった。格闘技ファンの一人としては非常に寂しい思いをした大晦日であった。

結局、番組をとっかえひっかえチャンネルをあちらこちらと換えているうちに、家を出るのが何時もより少しばかり遅くなってしまった。案の定、毛越寺の駐車場は満杯状態だった。それでもじっと我慢しながらひたすら待つ事に決め、そうこうしているうちに車が動き出し、漸く無事に参拝が可能となった。

待った所為もあってか、帰り際に息子曰く、「ちょっと腹減ったな~」駐車場には屋台がずらって並んでいた。蕎麦屋さんは勿論、フランクフルト、唐揚げ屋さん、そしてトン汁屋さんと。結局年越し蕎麦ならぬ年越しトン汁で小腹を満たす事になった。早速車に持ち帰り車内で暖をとりながら箸をつける事にした。「旨い!実に旨かった」
その後何時ものコースで自宅に戻り、翌朝車のドアを開けてみると、トン汁の匂いが車内いっぱいに広がっていた。その芳しきトン汁の匂いは、3日後の今日もしっかりと残っていた。


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