一日一首を目標にしていたフォト短歌だが、如何せん思うように時間が取れず、写真撮影はおろか、歌も浮かんで来ない。
もっとも、写真を見て歌を詠むといったスタイルでやっていると、元となる写真がなければ話にならない。
かと言って、「フリー写真素材」という手もあるが、やはりオリジナルに拘りたい。

本日、今年最後となる篠弘(日本現代詩歌文学館)館長による添削が行われた。受講生による個々の作品の添削に入る前に、今回は馬場あき子さんの、短歌現代終刊号となる「萩の盛りに」について解説がされた。
馬場さんの歌の特徴として、「景と情の一体感」が挙げられるとのこと。
今回の添削は、この「景と情」について触れながらの講義となった。

以前立ち読みをしていて、ちらっと読んだ短歌本の内容に、アララギの流れを汲んでか、「叙景歌に心情が入るのはおかしい」とのコメントがあった。
私はこれには納得がいかなかった。
花や自然の美しさや、或いは厳しく険しい大自然の景観を観て、いいようのない感動や、メラメラと沸き立ってくる押さえようのない昂奮など、心の底から、偽りのない感情がふつふつと湧いてくるものだ。

そんな心情を、その風景と共に表現し歌にする事が自然であると感じている。
そんな事もあり、今日の講義によって、短歌に対する煮え切らない思いや葛藤を振り払う事が出来た、「雲霧を披きて青天を観る」思いのした爽快な添削の時間であった。


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