酪農フォト短歌7作目が掲載された。

エッセイの内容は、
岩手県金ヶ崎町の西部、和光地区にS牧場がある。
約束の時間に自宅を訪れ、母親のAさんの案内を受け、早速母屋の裏手に見える電牧線を跨ぎ、牛たちが朝夕通うであろう踏みわけ道を電牧線に沿って上ってみる事にした。

途中、牛の蹄の跡があちらこちらに見え、その足跡を追うように100m程上った。
すると視界がパアっと開け、一面に草地が広がる約6ヘクタールの清々しい牧場の景観が目に飛び込んできたのだった。
何とも長閑で、実に雄大であろうか。そこには牛たちが気持ち良さそうに草を食んでいた。
北西の方角に駒ケ岳の雄姿を仰ぎ、東側には北上盆地が広がり、その奥には日本百名山のひとつ、早池峰山を擁する北上山地の山々が薄っすらと確認でき、正に眺望抜群の別世界がそこに広がっていた。

岩手にもこんな風光明媚な場所があった事に、改めて感慨を深めながら、ふと、西の高台に目をやると、快く話に応じてくれたS牧場3代目、Aさんと奥さんのMさん夫婦が中睦まじく草集めをしていた。
S牧場は、成牛32頭、子牛22頭、他にジャージー牛の成牛が1頭、総畑地面積約20haの専業酪農家。
牛以外の同居者といえば、ヤギ1頭、犬1匹、猫数十匹。
猫は、捨て猫を見るに見かねて世話をしているのだという。そんな心優しき若者夫婦が、愛情いっぱいふりそそぎ、心を込めて育てた牛たちから搾り出された牛乳は、また格別に美味しいのではないだろうか。

酪農ジャーナル10月号の酪農フォト短歌はこんな内容で掲載された。


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