岩手県一関市川崎村に、県の天然記念物に指定されている巨大な松の古木がある。推定樹齢は600年以上と云われている。

以前は冬の寒い時期に訪れ、今年は残暑厳しい今日、車を走らせてみる事にした。
それにしても何度見てもその迫力に圧倒される。
夏の暑さや、冬の厳しい寒さを乗り越えてきた600年もの歳月が、しっかりと大地に根を張り、このゴツゴツとした幹を作っているのだろう。
そしてがっしりとした仁王の腕(かいな)のような枝の先には、青々とした松の葉がみっしりと生い茂り、厳しい灼熱の太陽を遮り、一時の避暑地となる緑陰を作ってくれるのである。
畏敬の念を持ち、御神木でもある「薄衣の笠マツ」に一礼をしてから、心の中で、再び訪れる許しをもらいながらその場を後にしたのだった。

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