連日、自由な時間をとる事が出来なかったここ最近、久方ぶりに自由な時間をとることができた。
3月11日の東日本大震災からなかなか足が向かなかった渓流釣りに、今年2度目の、そして名残惜しいが今年最後の釣行のつもりで入渓する事になった。
台風一過か、岩手県南は秋晴れとなり、時折吹く風は実に爽やかだった。
野球で言えば「バット収め」、書道で言えば「筆収め」、釣りは勿論「竿収め」ということになる(決して変な意味ではない)。
今年は少しばかり早い竿収めとなる。
10月1日から禁漁期間に入るが、それを考慮して予定を立てようとしても、平日は勿論だが土日や祝日もかなり厳しそうだ。

今日の釣行は午前9時頃から12時迄の約3時間、真昼間とあって当然釣果など期待すべくもなかった。
ただただ、川のせせらぎの音を聞き、小鳥や虫の合唱を耳にする。深山幽谷の、鬱蒼とした木々に囲まれながら、下界から隔絶された空間の中を彷徨う。それだけで私は満足だった。
樹間をぬい、時折吹く爽やかな風は、秋の訪れを告げるものであった。
それでも、川の精霊は私を見捨てなかったようだ。「また、遊びにおいで」と言ってるかのように。
最後の最後に、尺超えの1本を与えてくれた。何時ものように感謝の気持ちを込め、一礼をしてから渓を後にしたのだった。


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その他の写真など「釣りと山菜とキノコの日記帖」 
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