昨晩、夜のギンギツネならぬ夜のアカギツネにばったりと遭遇した。
車の前をいきなり横切るもの(おそらく母親)が見え、前方を確認してみると、2匹の子狐が車道の上でじゃれあっているようにみえた。
「な、なにっ!」勿論こんな光景は初めて。
刺激しないようにと車をゆっくりと停め、何時も助手席に置いてあるカメラを手探りで取り出し、
無我夢中でシャッター(殆どがピンボケ)を切った。

最初は2匹だったが、1匹は草むらに隠れ、ヘットライトが珍しいのか或いは眩しいのか、もう1匹は逃げようともしなかった。
挙句の果てに、お尻を路面につき、後ろ足で耳をほじくったりして、随分リラックスしているではないか。

このままでは車を前に出せないので、外にゆっくりと出て、あまり刺激しないように近づき、
「早くお母さんの所に行きなさいよ」と声を掛けてはみたものの、それでも未だ逃げようとしない。
折角なので記念撮影だと、シャッターを5・6回カシャカシャと押していたら、ゆっくりと前方の草むらに姿を消していった。



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