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遂に電気が回復した。
昨日の夕方、近くを通っている県道の街路灯に、ほのかな灯りを確認する事が出来た。
もしやと思い、2階に急いで駆け上がりブレーカーのスイッチを入れてみた。「やった!やった!やった!」実に嬉しかった。
既に両親は布団の中に潜り込んでいたので、電気が通い始めた事だけを伝え、私もその晩は電気の節約も考慮し布団にもぐる事にした。

相変わらず余震がおさまる気配はなかったが、それでも今朝はすがすがしい朝を迎える事が出来た。これほど迄に電気のあり難さを噛みしめた事が嘗てあっただろうか。早速溜まりにたまった衣類の洗濯に取り掛かった。
ところが、ところがである。3回目の洗濯を終えた辺りで、水道の蛇口を捻っても水が出てこないのである。
「なんでだ?」と暫し呆然自若となったが、井戸水の確認をしてみたところ、かなり水位が下がっていて底が透き通って見えるではないか。

地震前迄は殆ど枯れた事のない、しかも、誰からも「ここの水は旨いな」と言われる程の、我が家自慢の地下水だったのだが、この大地震で水脈が下がったのだろうか、殆ど地下水が残ってはいなかったのである。
困った事になった。「一難去ってまた一難」とはこの事かと思いもしたが、考えてみればこれ迄の一週間、「水の無い不便さを既に経験しているではないか」と気持ちを持ち直す事に努めた。

こうなっては焦っても仕方が無い。大地を潤す雨が降り、少しずつ地面に浸透し浄化され、命の水となって地下水となる迄、じっと我慢し、たじろぎもせず、ただただ待つのみであると観念したのだった。
東北地方太平洋沖地震10日間の記憶(震災後6日目の日記より)

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