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寒さも増し、一段と空気が澄み切り、透明度も増してきているようだ。
普段なかなか鮮明に見えてこない栗駒山(須川岳)の頂きも、こんな朝はくっきりとその雄姿を現してくれる。
頂上の右下(北東部)辺りに、薄っすらと山肌が見える所がある。
今から2年と半年前の2008年6月に、岩手宮城大地震の際、大規模に崩落した爪痕だが、震源地も丁度その辺りである。
2年半も経ち、植物も少しずつ自生してきているようだ。
何事もなかったかのように、大自然の営みはゆったりとした時間の中で再生し、全てのものを育んでくれる。
ただただ、悠然とした時の移ろいを感じるばかりである。