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北上市の日本現代詩歌文学館に於いて、篠弘先生(館長)指導による今年2度目の「短歌実作講座」が開催された。
予め2首の短歌を提出しておいたのを、その作品に対する添削形式の講座となる。

元歌
「渓に舞い ふと立ちつくす 赤とんぼ 我を待ちいる 乙女の如く」
先ず舞うというのは人間の仕草、短歌では擬人法はあまり好ましくないとの指摘であり、「道にまつわる」と添削された。
なるほど、私の短歌は結構擬人法を使っているので、この辺は改めるべきか…。
それと全体的に表現が強過ぎるとの指摘。
最近の短歌の主流は、抑え気味で柔軟な表現が好まれるとの事だったが、うム、そうなると感性や好みの問題になってくる。
尚更、おいどんの好まざる方向へとシフトしなければならなくなる。
はてさて・・・。

確かに、賞狙いの歌を詠むつもりであれば、考えを改めざるを得ないだろうが、今のところはそんな考えはまったく無く、賞に対する興味もない。
ただ、添削を受ける事によって、色んな考え方や色んな表現の仕方がある事に改めて思い知らされ、いい意味で非常に良い刺激を受けるのである。
そして、賞への興味や思いが次第に湧いてくれば、更に柔らかいゆったりとした短歌を詠めるようになるのだろうか。

ここは一つ、じっくり耳を傾け、我を少し忘れて素直になって臨みたい。
もっとも、実力も無いくせに「取らぬ狸の・・・なんとやら」という事だろうけれど。