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可憐な花を咲かせ、その香りを残したままその後に果実を実らせる。やがて赤紫色に染まり実が熟す。
熟した頃には辺り一面に芳醇な香りを漂わせる。
何の果実でもそうだが、芳醇な香りを漂わせることによって、動物達がその熟した果実を食べ、他の場所で種を排泄することにより、やがてそこに新芽が芽吹き子孫を残していく。
壮大な営みがそこにある。
巧妙にして、ある意味狡猾でもあり壮大な計算がそこにはあるのである。
何故ならば、青い果実には毒がある。青い果実の段階では、未だ子孫繁栄の準備が出来ていないからである。
動物達もその事を良く知っていて、青い、つまり子孫繁栄の準備段階にある果実を食べようとはしないのである。