フォト短歌游々日記

日頃撮りためた写真に短歌を詠み、時には詩を作り、それらをコラボレートしたフォト短歌やフォト詩歌に、偏見や私見混じりのエッセイを添えたブログです。

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2011年06月

以前は、夏になると多くの実が成り、実に美味しいプラム(この辺ではバタンキョとかすももと呼んでいる)の木だが、つい3年程前、「最近成りが悪いな」と知らぬ間に親爺がばっさりと切ってしまった。 夏の太陽が燦々と降り注ぐ中、この樹の木陰に入っては涼みながらも、よく
『巴旦杏』の画像

私の高校時代の出で立ちといえば、幣衣破帽、この蛮カラスタイルという事になる。 当時の蛮からスタイルは、写真で見るそれよりももう少し綺麗だった。 勿論、洗濯はしっかりやっていたので見た目よりは遥かに清潔(中にはそうでないのもいたが)である。 私が当時、こ
『バンカラ』の画像

傾斜地の法止めにしようと、10数年程前に植えた我が家のあじさいも漸く色付き始めた。 これから一斉に色付いてきて、じとじととした不快な梅雨の最中から、目を楽しませ和ませてくれるだろう。 親戚が営む「みちのくあじさい園」では、今週の金曜日(7月1日)から約一ヵ
『ひらひらと舞う』の画像

6月と言えば、民区の出役作業が集中する月でもある。 昨日の朝の公道沿い草刈り作業で、漸く一段落ついたことは非常に有難い事である。 つい先日までの平日は、我が家の草刈りの為に毎朝5時半の起床であり、「せめて日曜ぐらいはゆっくり寝たい」と思うのだが、日曜日の民
『くれないの』の画像

先月の上旬、ユネスコの諮問機関である国際記念物遺跡会議「イコモス」の決議の結果、4段階ある勧告(登録・情報照会・登録延期・不登録)の中で、登録との勧告を受け、後は最終決定機関である世界遺産委員会により最終決定を待つばかりだった。 本日(現地時間25日)、
『清楚に薫る』の画像

震災で被災された人達に贈るメッセージ 今がどん底であるならば、これ以上落ちる事はありません。 後はただ、 這い上がるだけです! 生きる希望を!
『優しき勇者たち「生きる希望を」』の画像

「ハナミズキかな」と思い近づいてみると、ピンク色した「山法師」だった。正式には紅色山法師と云うべきだろうか。 しとしとと降る雨の中、水滴の残る萌黄色の葉っぱと、白とピンクが入り混じった斑模様の花とのコントラストが、実に美しかった。
『萌黄の里』の画像

「かめばち」この辺ではスズメバチのことをそう呼んでいる。ところによっては「くまんばち」と呼んでいる地方もある。 私の親指、いやそれ以上に大きかった。おそらく女王蜂なのだろう。 よく工事などの入口で見かけるバリケードなどは、このスズメバチ同様の黄色と黒の
『警戒フェロモン』の画像

東日本大震災から104日が経った。 「わんこ」と朝の散歩の途中、3月11日の朝まで当たり前に通っていた通勤路の様子を眺めにいった。 通行止めと直ぐに分かる黄色と黒の縦じま模様のバリケードが、遠くからでも容易に確認できた。 近づいてみると、以前よりも酷い状態であ
『震災の爪痕』の画像

ここ岩手県南では、そろそろカマキリたちが卵を産む季節となった。 田んぼの土手を歩いていると、純白のカマキリの巣が朝陽に照らされて輝いて見えた。まるでメレンゲか生クリーム(常に連想は食べ物、特にお菓子類である)のようでもあった。 やがてこの卵鞘から、数十匹
『命の鼓動』の画像

高原で、草の匂いと共に爽やかな風が吹き、肌に触れる草原の中、牛たちが気持ち良さそうに草を食んでいる。 そんな長閑な景色が、見れなくなるのは非常に辛い事だ。 先日、福島原発から直線距離にして160km以上も離れている筈のこの地に、セシュウム濃度が国の基準を多
『長閑な流れ』の画像

昨日、わが平泉アスリートセンターのメンバーであり、 佐藤純一(リーダー)さんと菊地研二さんらが所属する一関ヤンチャーズのライブが開かれました。 一関市五代町にある蕎麦屋、『すず庵』さんの1階を貸し切り、 約40名の人達が集まり、懐かしのベンチャーズメロディー
『すず庵の夜』の画像

今朝、漸く一巡目の早朝草刈りが無事終了となった。 安堵しながら家路に着くと、今迄も咲いていたのは知ってはいたが、注意深く観察した事がなかった。 名前は知らないがよく見てみると実に綺麗な花である。 少しは気持ちに余裕が出てきたようだ。 これで少しの間は、
『草刈り終わる』の画像

先週金曜日の晩に、初めて出逢ったアカギツネの子狐(ごんたと命名)と昨夜でちょうど5日目。 結構涼しかった一昨日の夜を除いてほぼ毎晩のように出没している3匹の子狐たち。 中でも1匹の子狐は、神経が図太いのか或いは何も考えなていないのか、なかなか逃げようともしな
『子狐との夜遊び』の画像

先週から子狐と毎晩のように戯れたり、3日前の深夜には、新幹線の下をくぐりかけた時に、舗装道路、しかも車道の真上に何かいると気付いて確認してみると、野バトが死んだようにうずくまっていた。 東日本大震災以来、嘗て経験した事もない出来事が相次いでいる。 何かの予
『ひとすじの雲』の画像

今朝の空は、一面青碧に広がり、とても清々しい朝だった。 震災から3カ月が経ち、空の青さや、樹木の緑、一面に広がる草花を見ていると、まるで何事もなかったかのように、坦々と時が流れているように思える。 この樹木から、約180km南西には福島原発がある。 放射能を
『放射の毒』の画像

一巡目の草刈り作業も、残すところ3時間程で終了する見通しとなった。 早朝約1時間の草刈り作業なので、あと順調に行けば3日ということになる。 じつは、昨日の朝もやろうと外に出たが、雨がぱらぱらと降ってきたので中止にしたところ、その後すっかり天気は回復して、親爺
『木霊となりて』の画像

同じ民区の先輩で氏家和男さんという方がおり、アイスプラントの無人販売所をオープンさせた。 アイスプラントとは、ハマミズナ科の植物で、耐塩性に高く、土中に含まれる塩分の吸収に優れ、当初は塩害対策として輸入された植物であり、プチプチとはじける食感から、フラ
『アイスプラント』の画像

民区行事の一つである、集団作業(勤労奉仕)が本格的に始まった。 今朝の作業は花壇の手入れ。 朝5時半集合の通達を受け、何時も通り15分前には到着したものの既に作業が始まっていた。 数日前に、近所の世話役さんが殆どやっていたようで、然程作業も残っていなかった。
『芋の花』の画像

昨晩、夜のギンギツネならぬ夜のアカギツネにばったりと遭遇した。 車の前をいきなり横切るもの(おそらく母親)が見え、前方を確認してみると、2匹の子狐が車道の上でじゃれあっているようにみえた。 「な、なにっ!」勿論こんな光景は初めて。 刺激しないようにと車をゆ
『夜のアカギツネ』の画像

五月中旬から始めた朝の草刈り作業も、漸く終盤に差し掛かろうとしている。 我が家の草刈り作業では、一番の難所といっていい畑下の切り土部分の草刈りが、いよいよ残すところ1・2時間の作業で終了できる見通しとなった。勿論、離れた場所にある休耕地を含めれば、朝仕事と
『あじさい法止め工法』の画像

今回の東日本大震災を機に、被災地東北を応援しようとつい最近出版し始めた月刊情報誌がある。 その名前がマグカップ(MUGCUP)。 記念すべき初回号は、 被災地から有難うと言われた葬儀社。気仙沼商人、「一生懸命がんばります」。阪神大震災から、実際「復興」した男。
『マグカップ(月刊情報誌)』の画像

今年の夏も“厳しい暑さ”なのだろうか。 ここ2・3日暑い日が続いている。草原の木陰では、牛たちが気持ち良さそうに口をもぐもぐさせている。 西日本の方では、既に梅雨入り宣言がされ次第に東へと向かってきている。 今朝のテレビ番組で、東日本大震災によって崩され
『あさぎの空』の画像

「フォト短歌」yahooブログをご覧頂き感謝申し上げます。 当サイトは、写真に短歌や詩を書き込んで編集したものを投稿しております。 ・写真に短歌のみ書き込んだものがフォト短歌(カテゴリ名) ・写真に短歌と詩を書き込んだものがフォト詩歌(
『フォト短歌yahooブログにようこそ!』の画像

出逢いがあれば、何時か必ず別れがやってくる。 そう理解し納得していても、やはり別れは辛く悲しいものだ。 50代半ばで、ガンと闘い不本意にもこの世を去られた。 FP協会の仲間であり、元ユニバーシアード(陸上)出場のアスリートでもあった。 ご冥福を心からお祈
『早川さんに贈る』の画像

最近ある珈琲店のブレンドに嵌っている。 その店のオリジナルブレンドの中でも、『良いかげんブレンド』という名のブレンドが私の大のお気に入りである。 良いかげんの意味は「てきとうな」という意味ではない。 苦みと甘みが「ちょうどよいかげん」「ちょうどいいあんば
『佐惣珈琲豆』の画像

毎朝犬の散歩コースとなって歩いている西側の畑の中に、栗の木が5本程植えられている。毎年秋になると大粒の栗を落としてくれる有難い栗の木だ。 遠くから何気なく眺めていたら、「あれっ、葉っぱがないぞ」という事に気がついた。ゆっくりと近づいてみる事にした。 毎朝
『寝惚け眼』の画像

我が家の迷犬(オッと失敬)名犬ロッキーも既に老犬となり、あと何年生きていられるのだろうか。 津波により多くの尊い命が失われた。人は勿論だが、犬や猫、牛や鶏などの家畜の多くがその命を波にのみ込まれてしまった。 命あるもの全ては、何時か、必ず避けては通れない
『残り香』の画像

前もって予定していた瓦礫撤去のボランティアに、再び陸前高田市の被災地に訪れた。 天気予報は晴れ、かなり気温が上がるとの予想から、今日はきつい作業になると覚悟しながらの現地入りだった。 陸前高田ボランティアセンターは、一関から約1時間30分の距離にある。 午
『絆』の画像

先日、OB会の待ち合わせ場所となった、道の駅風の丘(岩手県遠野市)に到着し、車を降りてみると、「生きる希望をありがとう」と書いた横断幕が目にとまった。近づいてみるとそれは寄せ書きだった。 地元の遠野市立綾織中学校の生徒らが、日本全国から駆け付けてくれるボ
『希望』の画像

6月に入り「五月雨」と詠むのも如何なものかと思うが、5月(さつき)を旧暦でみると夏至の日迄をさし、新暦でみれば6月22日迄をいうので間違いではないと思う。 この時期になると、岩手県南にも入梅が近づき、何かと気が滅入ってくる季節ではある。 しかしながら、ここ平
『さみだれ』の画像

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