新たな閣僚が出揃った。
今回の新組閣をめぐり、注目の的だった新婚ほやほやの小泉進次郎氏が、環境大臣・原子力防災担当大臣として入閣が決まった。父親の政治スタイルを参考にしないときっぱり断言していたが、入閣後はどのような姿勢で環境相を務めるのか、注目したい。
環境相と云えば、つい2日ほど前、福島原発の汚染水処理をめぐり軽々にも海洋放出以外の方法は考えられないとの前大臣の発言があり、物議を醸している。

原発事故から8年が経った今でも、取り除くのは難しいとされるトリチウムが含まれる汚染水が毎日、1日に150トン以上のペースで増え続けている。
第一原発付近には、汚染水を一時保管する大型の貯水タンクが新たに何基も増設されている。
しかしながらそのことについて、東京電力は先月、3年後の2022年の夏頃には満杯になるとの見通しを明らかにした。
一時保管されている汚染水の処理について、前環境相が発言した通り、国の方針は汚染水を希釈し、海に開放することを望んでいるようだ。

ただ問題なのは仮に希釈させたとしても、魚介類への影響はどうなのか。たとえ影響はないと判断しても、その根拠をしっかりとした形で公表できるのか否か。仮に出せたとしても、風評被害は避けられないのではないだろうか。
漁業関係者を中心に強行な反対は当然至極と云える。
この問題は福島の漁業関係者だけの問題では決してない。尚且日本全体の問題だけにとどまらず、世界的な海洋汚染の問題に発展する可能性は十二分に考えられる。
はたしてこの難問をどう解決していくのか、新大臣に課された重い重い課題をどう処理し、解決していくのだろうか、期待したい。

私の読みとして、今回の組閣、また前大臣の発言は、新大臣への餞として、つまり、希釈の実行をやりやすくする為の、謂わば呼び水として、人気の高い小泉氏を起用することによって、より実現性を高めると云った意図、思惑が働いているように思える。
いずれにしてもタイムリミットまであと3年、一両年中にはなんとしても決断を下す必要があるのではないだろうか。


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